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コラム

2016/12/22  平松さとし「世界の騎手列伝」

【世界の騎手列伝 vol.64】ヴァンサン・シュミノー(PART-2)

2015年、仏の大先輩O.ペリエ騎手(右)とともにシャーガーCに参戦したV.シュミノー騎手(左)。まだ表情にはあどけなさが残るが、実績は申し分なしだ。

 今週末はいよいよ有馬記念が行なわれる。

 そこでサトノノブレスに騎乗するのが今回紹介するフランスのヴァンサン・シュミノーだ。

 1年以上前にも一度紹介したが、今回は短期免許で来日していることもあり、再度、紹介しよう。

 1993年11月18日生まれで23歳になったばかり。10年にフランスで騎手免許を取得したが、当初、主な活躍の場は障害レースだった。

 二十歳だった14年シーズンには障害の最優秀騎手賞にあたるクラヴァッシュ・ドール賞を獲得。障害界の若きチャンピオンジョッキーとなったのだ。

 その後、フランスの名門アンドレ・ファーヴル調教師に認められたこともあり、平地でも同厩舎の主戦騎手級の扱いを受けることになり、15年のジョケクラブ賞(フランス版ダービー)ではニューベイに騎乗。見事に優勝し、平地初GI勝利を記録してみせた。

 ダービージョッキーとなった1週間後の6月7日、今度はブルードラゴンという馬に乗ってアランデュブレイユ賞を優勝。このレースはオートイユ競馬場の芝3900メートルで行なわれる障害のGI。つまり、彼は1週間で平地と障害、両方のGIに優勝したわけだ。

 その後、ニューベイとのコンビでは凱旋門賞でもゴールデンホーンの3着。ゴール前は2着フリントシャーと叩き合いを演じてみせた。そして、そのフリントシャーとのコンビではアメリカでソードダンサー招待Sを優勝。16年にはヴァダモスに騎乗してムーランドロンシャン賞も優勝と、最近は平地に専念し、大レースを制する機会も増えてきた。

 若いながらも経験豊富な彼が有馬記念でどんな騎乗をみせてくれるのか楽しみだ。(文中敬称略)

<「PART-1」にあたる昨年11月のコラムはコチラ!>【世界の騎手列伝 vol.8】ヴァンサン・シュミノー(UMAJINコラム 2015/11/19)

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