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コラム

2015/12/17  平松さとし「世界の騎手列伝」

【世界の騎手列伝 vol.12】ダグラス・ホワイト

03?04年シーズンは香港競馬史上初めて年間100勝オーバーの106勝をマーク。その座を不動のモノにした。

 先週、紹介したジョアン・モレイラが現在の香港のトップジョッキーなら、その前に一時代を築いたのが今回紹介するダグラス・ホワイトだ。

 2013?14年シーズンにZ.パートンにリーディング1位の座を奪われるまで、実に13シーズン連続で首位の座を守り続けた名手である。

 ホワイトは71年11月15日、南アフリカのターバンで生を受け、87年に生まれ故郷でジョッキーとしてのキャリアをスタートさせた。

 96年、当時、南アフリカ出身ながら香港でリーディングを獲ったバジル・マーカスを追うようにホワイトも香港へ渡った。

 香港移籍後2シーズン目となった97?98年シーズンにはアイヴァン・アラン厩舎で主戦を務め、インディジェナスに騎乗して香港ヴァーズを制するなど、いきなり活躍をみせた。

 00?01年シーズンには自身初の香港リーディングを獲得すると、03?04年シーズンは香港競馬史上初めて年間100勝オーバーの106勝をマーク。その座を不動のモノにした。

 その後も彼の残してきた記録は凄まじいモノがあった。先述した通り13シーズン連続でのリーディング1位、年間最多勝(05?06年シーズンの114勝)、通算最多勝(現時点で1500勝以上)など、香港ジョッキークラブの記録を次々と塗り替えたのだ。

 当然、大舞台での活躍も枚挙に暇がなく、クイーンエリザベス二世盃はアンビシャスドラゴン(11年)など3勝、香港ダービーもアキードモフィード(13年)など3勝、香港カップもアキードモフィード(13年)、香港マイルがグロリアスデイズ(13年)などで勝ち鞍をマークしている。

 日本ではまだGI勝ちこそないもののアルマダやオリエンタルエクスプレスによる安田記念2着(前者が08年、後者が98年)、アンブロワーズによる阪神ジュベナイルF2着(04年)、インディジェナスによるジャパンC2着(99年)などがある。(文中敬称略)

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