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コラム

2015/10/15  平松さとし「世界の騎手列伝」

【世界の騎手列伝 vol.3】ザカリー・パートン

今年15年にはエアロヴェロシティで高松宮記念、昨年はアドマイヤラクティとのコンビでコーフィールドCを優勝したZ.パートン騎手。

 1983年1月3日、オーストラリアで生まれたのがザカリー・パートン。通称、“ザック"だ。

 2000年に騎手デビューを果たすと、その僅か2年後、02?03年シーズンには見習い騎手のままブリスベン地区でリーディングジョッキーとなった。その後、メトロポリタンのシドニー地区に拠点を移すと06年にはエキサイテスでサイアーズプロデュースSを優勝。自身初のG?制覇を飾った。

 07?08年シーズンからは活躍の場を香港に移すと、11?12年には62勝を挙げ、リーディング2位まで躍進してみせた。 しかしながら当時の香港にはダグラス・ホワイトという高き壁があり、トップに立つことは容易でなかった。 ところがこの牙城をついに崩したのがザックだった。13?14年に香港歴代2位となる112勝を挙げ、前年まで13年連続で1位を守り続けてきたホワイトについに勝ってみせたのだ。

 GIでの勝ち鞍も自然と増え、香港国内では香港ヴァーズ、香港マイル、香港スプリントに香港ダービーなど数々を制覇。国外でも12年には香港馬リトルブリッジに騎乗してイギリス、ロイヤルアスコット開催に行なわれるキングズスタンドSを見事に優勝。自身初となるヨーロッパでのG?勝ちを記録すると、ミリタリーアタックでのシンガポール航空国際C(13年)、オーストラリアのドンカスターH(14年)など、次々と優勝。今年15年にはエアロヴェロシティで高松宮記念とシンガポールのクリスフライヤーインターナショナルスプリントを優勝。また、昨年にはアドマイヤラクティとのコンビでコーフィールドCを勝ったのも記憶に新しい。

 オーストラリア出身のジョッキーということで、少々強引な騎乗と思えることもたまにあるが、それも馬を御す能力があればこそ出来る芸当なのかもしれない。

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