2018/02/16 吉岡 司「Mr.パドック吉岡司の重賞・メイン「馬体診断予想」」
吉岡司の馬体診断予想「ダイヤモンドS」/「京都牝馬S」
●●●●●●●●吉岡司の馬体診断予想「ダイヤモンドS」●●●●●●●●
傾向
過去10年、ステイヤーズSから直行した馬の勝利はない。また、過去5年ハンデ頭が連対を果たしているのも特徴。長距離戦だけに胸郭が長く奥行のある馬、パッと見た感じトップライン(背筋)の長い馬を探し出してみて欲しい。
パドック状態と今回の着目点
■グランアルマダ
もともとが大柄な馬だし、芦毛だけにどうしても太く映ってしまう印象があるが、体型的なものとしてこれは割り切るべき。輸送にやや不安はあるものの、適度な気合い乗り、かつ重苦しい動きでなければ、体調面に関しては問題ないだろう。
■ソールインパクト
日経新春杯は4キロ増の494キロで出走となったが、太くはなくちょうどいい塩梅だったかと。ハミを噛んで活気のある歩様で周回できていたのも好印象だったし、パドックの気配としては上々だったように思う。今回距離が初めてになるが、ゆったり感十分の馬体から推測するに対応はできるはず。当日気持ちが昂ぶっていなければ、力を出せる状態と見ていい。
■フェイムゲーム
今回の目方がどの程度になるのかわからないが、細身に見えても力は発揮できるタイプということは頭に入れておいた方がいい。もともとややテンションの高い馬ではあるが、極度にイレ込んでいなければ、力を出せるはずだ。
■プレストウィック
元々が太く映る体型の馬。目方は極端な増減でもない限りあまり気にする必要はないだろう。首を伸ばしリラックスして周回できているか、また、歩様に硬さがないかどうかはよくチェックして欲しい。
■ホウオウドリーム
前走早春S時は10キロ増の498キロ。そう太い印象ではなかったが、ここへ臨むにあたり、でき得るならもう少しスッキリした方がいいか。また、もう少し覇気のようなものも欲しいところ。
■ラブラドライン
レース相性の良さはこのメンバーでも屈指の存在。9歳馬だけに大幅な上昇はどうかも、極端な調子落ちということもないだろう。自らハミをとり気分良さそうに周回できていれば持ち得るだけの力は出せるはず。
■リッジマン
前回程度の目方でちょうどいい感じ。ただ、イレ込むタイプではないものの、関東圏で良積がないのはやや気になる部分。周りが合う合わないは正直わからないが、当日はレースに向けた前進気勢のようなものが欲しいところだ。
■レジェンドセラー
ハミを噛み、活気のある歩様で周回できていれば体調面に不安はなし。ただ、クビの付け根(頚礎=けいそ)が高くノドの線が短い馬。加えて、詰まり気味の体型であることも考えると、正直長めの距離が向いているとは思えない。テン乗りの田辺騎手がどう捌くだろうか。
吉岡の結論
◎フェイムゲーム
○プレストウィック
▲ホウオウドリーム
△1ソールインパクト
△2ラブラドライト
△3リッジマン
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傾向
過去10年で4歳馬の連対が9度。2年前からは距離が1F短縮され、益々スピード重視のレースになっている。ズブさが出てくる高齢馬にはきつい競馬かもしれない。当日は、肢先が軽い馬や少しテンションが高めでも、活気のある歩様で周回できている馬を高く評価すべきだろう。
パドック状態と今回の着目点
■ヴゼットジョリー
体型を見る限りでは2000mあたりがベストのように思えるのだが、決して短いところに対応できないといった印象のつくりではない。少し間隔はあいているものの、当日馬体に張りと柔らか味があって、アウトラインが綺麗に映れば力は引き出せるはずだ。
■エンジェルフェイス
前回の新春Sは12キロ増えた512キロで参戦。過去最高体重になったとはいえ、重苦しい印象は抱かなかった。再度の大幅増でもない限りは問題ないように思う。なお、この馬に関しては活気のある様でリズム良く歩けているかが、好不調を判断するいちばんの目安になる。
■サザナミ
華奢な馬ではあるが、数字以上に体を大きく見せている印象を抱ければ問題はなし。ただ、関西圏への輸送がはじめてというのはチト心配。当日のテンション度合いには注意を払って欲しい。
■ソルヴェイグ
今回は放牧明けになるが、1月半ばから坂路で時計を出しており、臨戦態勢は整っているよう。体はおそらく増えているだろうが、腹線がだぶつくことなく、バランスが整っていれば問題はないだろう。気持ちの乗った勢いのある歩様であることを望みたい。
■デアレガーロ
馬体を見る限り距離に融通性がありそうな感じではあるが、おそらくベストはこれくらいの距離(1400m)かと。均整の取れた馬体、かつハミを噛んでリズミカルな歩様であればいい競馬ができるのでは。実績はないが、力そのものは重賞を勝てるだけのレベルにあると思う。妙味込みで馬券を買うなら今回か。
■ミスエルテ
脚取りを見るに、回転のいいフットワークで軽さはあるものの力強さがなく、坂のあるコースはあまり得手ではない印象。ただ、その点今回は直線フラットな京都コースに替わる。今更だが、力は非凡。当日気持ちが昂ぶらず、パンパンの良馬場で臨めれば大駆けが見込めるかもしれない。
■ミスパンテール
柔らかい筋肉でスッキリした体つきにあることが理想。目方的には490キロ台あたりか。また、テンションが上がっていないこととともに、ハミをとって勢いのある歩様であることも重要だ。それらクリアできていれば3連勝の期待をかけられると思う。
■ワンスインナムーン
前走後は放牧に出してリフレッシュ。先週長めから追い切れており、態勢は整っている。去年の2着馬ゆえ条件面での不安はない。当日大幅に体が減っていないこと、ハミをとって滑らかな歩様で周回できていること条件に、力を発揮できると思っていい。
吉岡の結論
◎デアレガーロ
○ミスパンテール
▲ワンスインナムーン
△1ミスエルテ
△2ソルヴェイグ
△3ヴゼットジョリー
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