2018/01/27 吉岡 司「Mr.パドック吉岡司の重賞・メイン「馬体診断予想」」
吉岡司の馬体診断予想「根岸S」/「シルクロードS」
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傾向
過去10年で関西馬が9勝。また、ここ3年連続して1番人気馬が勝利している。不良だった2008年には448キロのワイルドワンダーが勝っているが、それ以外は470キロ以上の馬が制覇。スピードとパワーを要求される条件だけに、トモやお尻にいいボリュームがある馬を重視したい。
パドック状態と今回の着目点
■アキトクレッセント
活気に満ちた歩様、かつ艶のある馬体で見栄えが良かった前回のギャラクシーS。当然ここも同じような雰囲気を望みたいところ。府中コースに懸念はなし。目方は510キロあたりまでなら大丈夫だろう。
■カフジテイク
まずは体の輪郭が綺麗で見た目良く映るかどうか。また、ハミをとって小気味よいフットワークで歩けているかどうかもポイントだ。条件はベスト。まともなら連覇も十分と見る。
■キングズガード
詰まった体型だけに、1800mよりは1400mの方により適性がありそうな感じがする。柔らかい筋肉であることがパッと味からでも感じられるようならば。時たま小走りになるくらいの活気はあっていい。
■サンライズノヴァ
前回の師走Sは12キロ増えた532キロ。許容範囲ではあったものの、若干太かった、というのが正直な印象だ。ここはひと絞りしてきて欲しいところ。まだ4歳馬で伸びシロはあるはずだし、コース替わりと距離延長は大歓迎。首をうまく使うなど、リズミカルな歩様で周回できているようならば。
■ノンコノユメ
目方は440キロ台を切っていなければ問題ないだろう。意外やダート1400mは初挑戦となるが、ペースが速くなり易いぶん1800m戦よりは向いているのでは。フェブラリーSが目標なのは確かだが、いい頃に見せる煩さがあるようなら恥ずかしい競馬にはならないはずだ。
■ブルドッグボス
東京コースに勝ち鞍があり、距離は守備範囲。目方はいくつでもいいが、柔軟性のある馬体で、重苦しさを感じさせないことが絶対条件だ。また、イレ込むことなく、きちんと走る方に気持ちが向いていて欲しいもの。力は通用する。
吉岡の結論
◎カフジテイク
○アキトクレッセント
▲サンライズノヴァ
△1ノンコノユメ
△2ブルドッグボス
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傾向
平坦内回りのBコースだけに、枠順が大きく左右されそう。過去10年間で12番枠のアルティマトゥーレ以外は、すべてヒト桁枠順の馬が制覇。また、レース上がり33秒台の競馬が5度もある。それだけ切れる脚を要求されるということ。キビキビとした歩様で回転の速い歩きをしている馬が狙い目だ。ピッチ走法の馬は大体が首の付け根(頚礎けいそ)が高い。着目点はズバリ首の高さだ。
パドック状態と今回の着目点
■カラクレナイ
京都金杯時は過去最高体重の500キロ。ただそれほど太いという印象は抱かなかった。再度の大幅増でもない限り、目方はそう神経質になる必要はない。なお、ベストは芝1400mだが、少し気のいい性格だけに、マイルよりも1200mの方がいいはずで、力そのものはここに入っても何ら見劣るものではないと思う。軽快なフットワークが見られるようならいい勝負が期待できることだろう。
■キングハート
昨秋10月のオパールSは12キロ減った482キロで参戦。走れない体つきではなかったが、終い案外の内容を見るに少なからずの影響はあったように思える。当然これ以上のマイナスは避けたいところだ。ただ、力そのものはここに入っても屈指の存在かと。首を伸ばすなどの滑らかな歩様であれば好調の証ととっていい。
■セイウンコウセイ
去年の2着馬であり、寒い時期が得意。目方は500キロあたりで丁度いい。体の輪郭が綺麗に映ること、伸びやかな歩様であることを条件に力を出せると判断していい。
■セカンドテーブル
前回は体的にはいい印象を抱いたが、無駄な仕草が多く集中して歩けていない感じであった。当然ここはレースへきっちり気持ちが向いているかがポイントになる。去年のこのレース3着馬ゆえ適性・力そのものは問題ない。
■ダイアナヘイロー
スプリンターズSは流石に荷が重かった印象だが、当時と比べれば相手は大分楽。腹回りがボテッと映らないこと、また、気持ちが極端に昂ぶることでもない限りはいい走りに期待が持てるはず。
■ナックビーナス
目方は530キロを超えていなければ問題なし。単純だが、ごく普通に歩けていれば依然好調と考えていい。過去勝っているコース。この相手でもそこそこには渡り合えるはずだ。
■ニシケンモノノフ
走法や血統から考えるに芝がダメとは思えないし、阪神のダート1400mで1分21秒5という芝並みの好時計で勝った過去もある。少なくとも丸々通用しないなんてことはなさそうだ。重厚感のない馬体で、自らハミを噛み活気のある歩様で周回できているかどうか。返し馬まで観て歩様に硬さがなければ、馬券を買う価値はあると思う。
■ファインニードル
前回から間隔があいている。目方にはあまり神経を使う必要はないが、気が入らずぼんやりとしているようだとチト心配に。落ち着きがありつつも、グッと闘志を内に秘めるような印象を抱ければ最高なのだが。
■ロードクエスト
初のスプリント戦となった前走は、過去最高体重となる464キロ(プラス6キロ)で参戦。重苦しくは見せなかったし、以前に比べると煩さがだいぶ解消されていて、精神面の成長が窺えた。是非ここも同じような雰囲気であって欲しいもの。力は間違いなく上。
吉岡の結論
◎キングハート
○カラクレナイ
▲ロードクレスト
△1ファインニードル
△2ダイアナヘイロー
△3ニシケンモノノフ
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