2018/01/06 吉岡 司「Mr.パドック吉岡司の重賞・メイン「馬体診断予想」」
吉岡司の馬体診断予想「フェアリーS」
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傾向
言葉は悪いがGIにはまったく直結しない一戦。また、過去10年間で差し馬のライジングリーズン以外は、すべてヒト桁の馬番馬が勝っている。それだけ能力よりも枠順が大きく着順を左右する一戦だ。小回りの中山戦だけに、その日のパドックで活気のある歩様を見せている内枠馬を一頭選んで、そこから馬連流しで勝負してみるのが面白いかもしれない。
パドック状態と今回の着目点
■グランドピルエット
ロードカナロア産駒だが、胸郭には十分長さがあって2000mまではこなせそうな印象。首をゆったり前に伸ばすなど、リラックスした様が見られれば体調面は好調と考えていい。あとは力関係だけだろう。
■サヤカチャン
阪神JF時は12キロ増。若干体に余裕があっただけに、今回はマイナス体重で臨みたい。また、少し気持ちが高ぶっていた点も気になった部分。今回それらが解消されているようならば。脚質を考えるに中山コース向きだし、当日テンションが上がっていなければ、巻き返せるだけの力はある。
■スカーレットカラー
白菊賞は444キロでの出走となったが、無駄肉のないギリギリの馬体に映った。ひと息入ったあとの一戦だけにここはプラス体重が望ましい。ハミを噛みスムーズな歩様であれば体調面に問題はないだろう。まともであれば今回も大崩れはしないはず。
■テトラドラクマ
3戦とも468キロでの出走だったが、それだけカイ食いが安定している証だろう。柔らかい筋肉の持ち主で、体のバランスも良い。精神的に安定している点も強調すべき部分だ。今回も柔軟性のある馬体で、落ち着いて歩みを進めていれば、まず見苦しい競馬はしないはず。
■デュッセルドルフ
448キロでデビューしたが、無駄肉のない馬体で上々の仕上がりだった。落ち着いて周回できていたし、気性面での不安もなかった。休み明けになるが、急ピッチで乗り込まれており走れる態勢にある。今回もリラックスして回われていればいい走りに期待が持てるはず。
■トロワゼトワル
アルテミスS時の8キロ増は成長分。今回もっと増えていてもアウトラインが綺麗に映れば問題はないはず。なお、肢先が軽くいかにも芝のスピード競馬が向いている印象。まだ物見する部分はあるが、イラつくことなくじっくりと脚を伸ばせていれば力を発揮できることだろう。
■プリモシーン
黒光りする馬体が特徴的な馬。実に柔らかい筋肉の持ち主でもあり、33秒台前半の切れ味を発揮できるのも納得だ。放牧明けにはなるが、先月17日から坂路で時計を出しており至って順調。今回も品のある馬体で歩様に伸びやかさがあれば、力を出せるはず。
■ライレローズ
前走時が436キロ。正直スラッとし過ぎな印象だっただけに、ここは増やしてくることを望みたい。ただ、牝馬にしては落ち着きがあるし、動きもシャープでなかなかの素質を感じさせてくれる馬。今回も平常心で歩けていれば仕上がりは良好だ。あとは相手次第になる。
■レッドベルローズ
デビュー時は456キロの無駄肉ない体つきではあったが、これ以上削れると細い部類に入ってくると思う。少なくとも450キロ台はキープで出てきてもらいたいもの。また、少しテンションが高めだったのも目についた。気持ちの高ぶりがないことも条件に挙げておきたい。当時の勝ち時計は平凡だが、33秒5の切れ味は魅力だし流れ次第では大駆けも十分期待できる。当日のパドック状態に注目だ。
吉岡の結論
◎テトラドラクマ
○プリモシーン
▲トロワゼトワル
△1ライレローズ
△2サヤカチャン
△3レッドベルローズ
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