2017/12/22 吉岡 司「Mr.パドック吉岡司の重賞・メイン「馬体診断予想」」
吉岡司の馬体診断予想「阪神C」
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傾向
多頭数の小回り1400mだけに、道中不利を被る馬が少なくない。過去10年間で7、8枠が連絡みしなかったのは15頭立てだった去年の1回のみ。スムーズな競馬ができる外枠の馬を1頭選んで攻めてみるのも面白いかもしれない。なお、3着以内を日本人騎手が独占したケースは僅か1回のみ。騎手の手腕が大きくモノをいうレースでもあるので、3連複を買うのなら外人騎手騎乗の馬はよくよく考えておくべきだろう。基本、激戦に耐え得る根性のある馬、当日堂々と歩けている馬を高く評価し、反対にイレ込んでいたり、腹回りが淋しく映る馬は敬遠したほうがいい。また牝馬の連対は1頭のみ。レーヌミノル、ミスエルテには厳しい条件だ。
パドック状態と今回の着目点
■アポロノシンザン
今期は6戦して4勝。充実、かつ飛躍の年となったことは間違いなさそうだ。2走前に記録した芝千四・1分19秒8の持ち時計も優秀で、十分にこのレースを勝てるだけのレベル。当日は大きいストライドで、伸びやかな歩様が確認できれば力を発揮できるはず。目方は480キロ前後でいい。
■イスラボニータ
引退レースとはなるが、仕上がりに怠りはないよう。柔らかい筋肉で歩様に柔軟性があれば依然好調の部類と考えていい。悪い時はトモが淋しく映る。着目点はズバリお尻のボリュームだ。
■サングレーザー
3歳の身ながら、マイルCSで0秒1差3着。今年急成長を遂げた1頭といっていい。見栄えのいい品格のある馬体、特にアウトラインが綺麗に映れば、力を発揮できるはずだ。今回は3戦3勝の芝1400mに替わるし、中4週で臨める点も強調したい部分。まともであれば好戦必至だろう。
■シャイニングレイ
今回は放牧明けで、正直速い追い切りが少ない。また過去10年間で3カ月以上間隔が開いた馬の勝利もない。力は認めるが、大幅な馬体増や、テンションが上がっているようだと、今回は敬遠した方が無難かも。
■ダンスディレクター
気のいい性格で鉄砲が利くクチ。条件的にもピッタリの鞍だ。スプリンターズS以来とはいえ、まともなら力は発揮できるはず。でき得るならば、小柄な馬体を数字以上に大きく見せていること、ハミをとって仕草に活気があることを望みたい。
■ミスエルテ
前回のスワンSは15着惨敗。目方の24キロ増は大半が成長分だったように思うが、元来煩い馬が、さらにテンションが酷く、気持ちの昂ぶりが大きく尾を引いたような気がしてならない。ただ、この中間は好時計を連発しているし、過度に気の荒いような素振りは見受けられない。1度使ったことで中身も変わってくるであろうし、見直してみても面白いのでは。阪神コースでも芝1400mでも勝っているように、条件面はぴったりだ。
■モズアスコット
勢いは認めるものの、初の重賞戦でメンバーレベルはかなりの域。正直厳しい戦いになるだろうが、言い換えればここで格好をつけられるようなら、来年が実に楽しみになる。まさに試金石の一戦といえよう。体の輪郭が綺麗に映り、テンポのいい歩様で歩けていれば、高レベルのデキキープと考えていい。
■レーヌミノル
スカッとした馬体で外見が良く映るかどうか、前捌きに硬さがなく、首を使って伸びやかな歩様で歩けているかどうかがポイントに。冬場の牝馬だけに、冬毛が出ていないことも条件として挙げておきたい。
吉岡の結論
◎サングレーザー
○イスラボニータ
▲モズアスコット
△1レーヌミノル
△2アポロノシンザン
△3ダンスディレクター
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