2017/11/04 吉岡 司「Mr.パドック吉岡司の重賞・メイン「馬体診断予想」」
吉岡司の馬体診断予想「アルゼンチン共和国杯」/「みやこS」
●●●●●●●●吉岡司の馬体診断予想「アルゼンチン共和国杯」●●●●●●●●
傾向
過去10年間で4歳馬が8勝しているが、今年は1頭も出走していない。3歳馬の活躍はないが、今年はメンバーが手薄な上にハンデ戦なら十分太刀打ちできるだろう。パドックではゆったりとした造り、かつ大きいストライドで歩けている馬を重視したい。
パドック状態と今回の着目点
■アルバート
オールカマーは勝負どころで外に振られた不利が全て。状態面が敗因ではない。2400mを超える距離では5勝を挙げているように、距離延長は歓迎だ。光沢のある馬体、かつしっかりとした踏み込みで歩けているかどうかをよくチェックしてもらいたい。
■カレンミロティック
距離、輸送競馬ともに苦にしない馬。パッと観、輝きのある馬体で見栄えが良ければ仕上がりは良好だろう。水平首で落ち着きもあればなおいい。
■スワーヴリチャード
ハーツクライ産駒らしい胸郭の長い体型を考えるに、長めの距離が向いているのは間違いない。ダービー時大きく減っていた体はここで戻してくるだろうが、腹線がだぶついていなければ問題はない。スムーズな歩様であれば力を出せるはず。
■セダブリランテス
トップラインの長い体型から推測するに、一挙の距離延長にも対応は可能かと思われる。休み明けでも力を発揮できるタイプではあるが、腹線にだぶつきがないかどうかは必ずチェックして欲しい。パンとした張りと柔らか味を感じられるかどうかがポイント。
■ヒットザターゲット
9歳馬の割りには体に重苦しさを感じないが、ぼんやりとした脚取りで覇気が感じられないケースが多い。1度使ったぶん前走よりは前進に期待できるだろうが、ガラリ一変まで厳しいだろう。芝のスピードレースにも対応ができなくなっているし、現状では大きな期待は望めない。終いを活かす競馬でどこまで頑張れるかの一戦になりそう。
■プレストウィック
ダイワメジャー産駒だが胸郭が長くゆったりした造りだけに、長目の距離が向いている。気合いを表に出さないタイプで見た目は地味だが、水平首、かつスムーズな歩様で歩けていれば、いきなりから力を発揮できるはず。
■レコンダイト
前走が454キロでの出走となったが、バランスのいい馬体に映ったし、現状では450キロ台の体で丁度いいように思う。首を使ってリズミカルな歩様で歩けていたし、パドックの雰囲気は良かった。目黒記念5着の内容からハンデ戦に替わるのと、距離延長は歓迎だ。動きに軽快さがあれば体調面は問題ない。
吉岡の結論
◎スワーヴリチャード
○セダブリランテス
▲アルバート
△1プレストウィック
△2カレンミロティック
△3レコンダイト
●●●●●●●●吉岡司の馬体診断予想「みやこS」●●●●●●●●
傾向
過去10年間の勝ち時計で一番遅かったのが1分51秒3。この時期の京都ダート戦は軽い馬場になりやすく、パワーだけではなくスピードも要求される。ズブさが出てくる高齢馬の勝利はエスポワールシチーのみ。それ以外は3、4歳が勝利。パドックではパワフルな馬体よりも、柔らかい筋肉で見栄えがする馬を高く評価したい。
パドック状態と今回の着目点
■アスカノロマン
平安S時は524キロでの参戦になったが、柔らかい筋肉で見栄えがしたし、どこにも重苦しさがなかった。ハミをとって勢いのある歩様で歩けていたし、パドックの雰囲気は上々だったように思う。休み明けプラス6歳馬だけに大きな期待はどうかだが、重め感のない馬体で歩様にも伸びがあれば、仕上がり自体は良好と考えていい。
■エピカリス
前走は内に包まれて脚を余す結果になっての敗戦。再度ルメール騎乗となれば名誉挽回の一戦になる。北海道や外国でも結果を残しているし、初めてのコースも問題はあるまい。今回も柔らかみのある馬体で見栄えがしたら、力を出せる仕上がりだ。目方は500キロ前後であればいい。
■タガノヴェリテ
回転のいいフットワークが特徴的。京都コースは4戦して3勝と得意だが、昇級戦プラス別定戦では楽な競馬は望めそうにない。落ち着いて周回できていれば、体調面は引き続き好調だろうが。
■タムロミラクル
470キロ前後の体で丁度いい。小脚を使って活気があるかどうかが取捨のポイント。
■テイエムジンソク
目方は500キロを超えていなければ問題ないように思う。柔らかい筋肉、かつハミを噛んで気分良さそうに周回できているかを良く観察してみて欲しい。京都ダート1800mはもっとも得意にしている舞台だし、ハナにはこだわらない馬で臨機応変な対応が可能。まともであれば今回も好レースは必至だろう。
■トップディーヴォ
12戦して7連対の京都コースが舞台。均整の取れた馬体で柔らかい筋肉が備わっているかどうか。ハミを噛んで活気があるかもポイント。
■モルトベーネ
力強い踏み込みでアクションが大きいが、軽快さも兼ね備えている。前走敗因は久しぶり+距離+57.5キロのハンデと3重苦が重なったもの。度外視していい。その点今回は別定戦に替わるし、距離も短縮される。普段の姿が見られるようなら巻き返せるだけのモノはある。
■モンドクラッセ
エルムSはマイナス12キロでの出走になったが、細い印象は受けず。ただ、体のわりには後トモに力強さが感じられなかった。休み明けでまだ本調子になかったかも知れない。その点がひと叩きで変わってくるようならば。しっかりと踏み込んでいれば、力を出せるはず。
■リーゼントロック
ダート馬ということを差し引いても動きに機敏さが感じられない。もう6歳馬だけに大きな変わり身を求めるのは厳しいか。展開向いての入着級が妥当だろう。
■ルールソヴァール
今回は昇級戦プラス56キロの別定戦だけに力試しの一戦になる。無駄肉のない馬体、首を伸ばしてスムーズな歩様で歩けているか、カッカするようなところはないかがポイントに。
■ローズプリンスダム
レパードSは458キロでの出走だったが、艶のある馬体で見栄えがした。小脚を使って活気もあったし、パドックの気配は良かったように思う。京都のダート1800mは勝鞍があるし、コース替わりに問題はない。気性の勝った馬だけに休み明けでも力を発揮できるが、当日テンションが上がっているようだと割引が必要になる。パドック状態は必見だ。
吉岡の結論
◎エピカリス
○ローズプリンスダム
▲テイエムジンソク
△1モルトベーネ
△2アスカノロマン
△3タガノヴェリテ
■[お友だち4万7000人突破!]UMAJIN.net LINE@公式アカウント【限定無料配信】
■【重要】登録ができない、メールが届かない会員様へ
■これまで数々の穴馬を推奨!UMAJIN山田編集長が導く【アルゼンチン共和国杯】の穴馬はコチラ
■“旬"の競馬情報を配信中!メルマガ「週刊UMAJINゴールド」はコチラ!
■【あの大人気競馬マンガが電子版で登場!】やまさき拓味『優駿の門アラブレッド』はAmazonにて絶賛発売中!