2017/11/03 吉岡 司「Mr.パドック吉岡司の重賞・メイン「馬体診断予想」」
吉岡司の馬体診断予想「京王杯2歳S」
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傾向
過去10年間で1人気の勝利は1回のみ。また良馬場でレース上がりが一番遅かったのが34秒6。スピードだけではなく、決め手を兼ね備えているような馬でないと対応できそうにない。芝1400mだが広々としたコースだけに、小脚を使って回転のいいフットワークで歩けている馬よりも、大きいストライドでトモにボリュームがある馬を高く評価したい。
パドック状態と今回の着目点
■アサクサゲンキ
目方は現状450キロあたりでいい。柔らかい筋肉で全体にも柔軟性が見てとれるかどうか、落ち着いて周回できているかどうかが、力を発揮できるか否かのポイント。
■エントシャイデン
デビュー戦は勝つには勝ったが、少し気持ちが乗り過ぎていて、気性面での若さが随所に窺えた。そのあたり、今回課題となる輸送で度合いに拍車がかかってしまうかもしれない。返し馬までジックリと見て、イレ込んでいないかどうかをキッチリと確認して欲しい。
■カシアス
函館2歳S時は8キロ増の484キロで出走。詰まった体型だけにやや太く映ったが、そう気に掛けるようなものではない。ただ、血統面も合せて距離には限界がありそう。1400mはギリギリ何とかなりそうだが、そのためにも当日は落ち着きが欲しい。力は足りる。
■タイセイプライド
柔らかい筋肉の持ち主で、いかにも潜在能力が高そうな馬体を誇る。ドッシリとした落ち着きもあるので、初めての東京戦も問題なくこなすのでは。まともであれば3連勝の可能性も十分かと。
■タワーオブロンドン
10キロ減(512キロ)でスカッとした馬体に見えたききょうS。首を使ったリズミカルな歩様に精神的な強さが窺えた。初めての東京競馬が苦になるとは思えないし、ほどよい気合い乗りで周回できていれば、体調面は依然好調と考えていい。今回もまず見苦しい競馬はしないはず。
■トーセンアンバー
過去10年間でこのレースを制した牝馬は存在しないが、力的には十分に渡り合えるはず。引き締まった馬体かどうか、首を下げてリラックスして臨めているかどうかをよく確認して欲しい。
■ピースユニヴァース
一戦ごとに体が増えているが、これは成長分でいい傾向。今回470キロを超えていても問題はないと思う。前走の勝ちタイムは、このレースの標準的な勝ち時計。ここに入っても十分太刀打ちできるはず。首を伸ばしてスムーズな歩様で歩けていれば、デキをキープしているとみていい。
吉岡の結論
◎タワーオブロンドン
○タイセイプライド
▲カシアス
△1アサクサゲンキ
△2ピースユニヴァース
△3トーセンアンバー
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