2017/10/07 吉岡 司「Mr.パドック吉岡司の重賞・メイン「馬体診断予想」」
吉岡司の馬体診断予想「毎日王冠」
●●●●吉岡司の馬体診断予想「毎日王冠」●●●●
傾向
今年はメンバー構成上切れ味勝負が濃厚。決め手のない馬では対応できない。当日肢先の軽い馬、大きいストライドで歩けている馬を高く評価したい。また過去10年間で半年以上間隔のあいた馬の連対歴はなし。そのあたりも考慮しパドックを見てみて欲しい。
パドック状態と今回の着目点
■アストラエンブレム
無駄肉のない体つき。470キロ台の馬体重が理想だろう。当日品のある様が見られるようなら体調面の心配はないはず。府中コースは4戦とも3着以内と好相性だし、今回も大崩れすることはないはず。最後まで真剣に走れればこのメンバー相手でも重賞を勝てる力は持っている。
■ウインブライト
ステイゴールド産駒にしては、胸郭が短く、距離は2000mあたりまでが限度のように思う。中間の動きや体つきを見るに成長顕著がヒシヒシと感じられるが、ややテンションの高さが目につく。当日の気性の昂ぶりには注意を払いたいところ。
■グレーターロンドン
鵠首で見栄えが良く、柔らかい筋肉でゴム鞠のような動きをする馬。瞬発力に秀でていることは明らかだ。前走安田記念は4着に敗れたが秒差は0秒1。はじめての重賞挑戦であれだけの競馬ができるのだから恐れ入る。資質の高さはここでも屈指の存在だろう。休み明けでも力を発揮できるタイプだし、パッと観ていいなぁと思えれば素直にその感覚を信用していい。
■サトノアラジン
530キロ近い巨漢だが、基本、間隔があいても力を発揮できるタイプ。ただ、あまり腹回りがボテッと映るようだと割り引くべきかも。いい時は水平首でゆったり落ち着いた脚取りを見せる馬。そのあたりを取捨の判断にして欲しい。あとはパンパンの良馬場であればといったところ。
■ソウルスターリング
歴代2位の記録でオークスを勝った3歳牝馬の雄。力どうこうはあまり問う必要はないかと。要点はひとつ、テンションの度合いのみ。パドックから返し馬まで見て、イレ込み、掛かりの程度等見極めてから判断して欲しい。
■ダイワキャグニー
アウトラインが綺麗でバランスのいい馬体。柔らかい筋肉の持ち主でもあり、いかにも中距離向きといった印象を受ける。当然2400mからの距離短縮は歓迎だろう。少しテンションが高めでまだ気性面での幼さが残っている現状なので、当日はそのあたりをチェックして貰いたい。
■マカヒキ
大阪杯は4着敗退。外枠プラス小回りの内回りでは、末脚不発も致し方なしか。ここは仕切り直しの一戦。ハミを噛んで活気があるか、大幅な馬体増減はないか、等クリアできていれば、まず恰好をつけてくれるのでは。
■ヤングマンパワー
関屋記念時はプラス16キロの532キロだったが、数字ほどは太く映らなかった。去年のレースでは526キロで勝っているし、馬体重はあまり気にする必要はないのかも。府中でも勝っているし、芝の2000mでも2着の実績がある。まず条件替わりは問題ない。当日ハミを噛んで適度な気合い乗りで周回できていれば、力を発揮できるだろう。
■リアルスティール
春のドバイターフを鼻出血で回避したが、帰厩後は順調のようで、先週坂路で49秒6の猛時計。臨戦態勢は整っている。休み明けを苦にするタイプではないし、前走くらいの体かつ平常心で臨めていれば、初戦から力を出せるはずだ。
吉岡の結論
◎ソウルスターリング
○マカヒキ
▲リアルスティール
△1サトノアラジン
△2アストラエンブレム
△3グレーターロンドン
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