2012/01/17　 【月刊UMAJIN編集部】インタビュー・コラム「「独占！」【月刊UMAJIN編集部】インタビューコラム」

長谷川仁志／本紙の2歳戦総括「一番馬を追え!!」vol.6

競馬専門紙「ダービーニュース」の本紙予想を務める長谷川仁志が、昨年行われた全2歳戦を開催ごとにプレイバック。POGファン必見、将来性の高い馬を中心に“走る”新馬をズバッと診断するぞ!

◇5回中山、6回阪神


未勝利勝ち馬にも大物食いの可能性が!?



まずは牝馬。未勝利勝ちから阪神5日目、牝馬限定のマイルを勝ち上がったウイングザムーン(父アドマイヤムーン、母ウイングドキャット、飯田明)は2戦目に一変した。着差は半馬身でも余力があったし、何よりものセールスポイントは時計。1分35秒2は阪神JFに0秒3差。2、3着馬を0秒1上回る。

関東では中山の新馬、未勝利勝ちからも挙げておくと、エクセラントカーヴ(父ダイワメジャー、母インディアナカーヴ、堀)、パララサルー(父ディープインパクト、母タンタスエルテ、国枝)。2頭とも馬体維持とテンションが高いのが気になるが、差し切り勝ちで披露した瞬発力は大物食いがあっても驚けない。


牡馬はディープインパクト産駒席巻を匂わす！



牡馬に移る。朝日杯FSは「月刊UMAJIN」内GI回顧で触れたので重複を避けてきたが、勝ち時計の速さ、中山向きの配合など、勝ったアルフレード(父シンボリクリスエス、母プリンセスカメリア、手塚)は皐月賞の最有力候補であることは間違いない。仮に非ディープ産駒でGI制覇があるとしたら、この皐月賞か、そのあとのNHKマイルCになるのではないか。ただダービーは同じシンボリクリスエス産駒で、のちに3歳で毎日王冠を勝ったアリゼオが、距離が長くて大敗したこともある。評価は微妙になってくる。

新馬勝ちの中から数頭名前を挙げると、中山はジョングルール(父ディープインパクト、母デルモニコキャット、尾形)、ミステリーコード(父ネオユニヴァース、母マジックコード、藤沢和)、阪神からはワールドエース(父ディープインパクト、母マンデラ、池江)。そして子供すぎて勝てなかったけど、やはりトーセンホマレボシ(父ディープインパクト、母エヴリウイスパー、池江)だろう。こちらもディープインパクト産駒席巻を匂わす。


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