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コラム

2011/09/09  【月刊UMAJIN編集部】インタビュー・コラム「「独占!」【月刊UMAJIN編集部】インタビューコラム」

蛯名正義/ナカヤマフェスタとアパパネを語る

アパパネで史上3頭目の「牝馬3冠」を達成し、
仏・凱旋門賞でもナカヤマフェスタで2着となり世界を驚かせた。
今もっとも乗れている“世界のエビショー”が語る競馬とは???。
(2010/11/13発売 UMAJIN No.19に収録)

凱旋門賞はタイトなレースだから、不利なんか起きて当たり前



???凱旋門賞は勝ち馬とアタマ差の2着。惜しかったですね。

「ただ、勝った馬が、内から抜けるときは速かったからね。それでも、一回、追いかけて、並ぶかと思ったらスッと伸びられて、もう一回、追いつきにいったら、そこからさらにもうひと伸びされたから。どこまでいっても、あの差が詰まるという感じはなかったね。着差以上に相手が強かったということだよ」

???でも、勝ったワークフォースは英ダービーを7馬身差の記録的な大差で勝った強い馬。しかも、3歳と古馬には3.5キロの斤量差があって、それでアタマ差だから。負けはしたけど、大健闘でした。

「斤量差は初めからわかっていたことだから(惜敗の)理由にはならないよね。でも、馬も僕も『出し切った』という感じはあるし、いい競馬ができたという実感はあります」

???何が良かったと?

「前哨戦のフォワ賞をひと叩きしたことで、馬がすごく良くなっていた。これがいちばん。あの難しい馬を、よくここまで仕上げたと感心しました。その点では、今回の遠征スタッフは、99年にエルコンドルパサーで行ったとき(2着)とほとんど同じだから、あのときの経験が活きたともいえると思う」

???ロンシャンの重い馬場も苦にしなかった?

「去年の泥んこ馬場のダービーで、1頭だけ、猛然と後方から追い込んできた馬だからね(4着)。重い馬場への適性はあったと思う。それに父親のステイゴールドが、日本ではイマイチ勝ちきれなかったのに、海外ではGIを含め2戦2勝。その血なのか、海外の競馬が合っているという感じもしましたね」

???直線手前では行き場を失うという不利がありました。「あれがなければ…」という声もありますが。

「出走馬が20頭という多頭数の競馬では、そういうことが起こるのはある程度しかたないし、3着のサラフィナなんか、もっとひどい不利を受けている。でも、凱旋門賞というレースでは、ときにそういうことが起こるし、それでも勝つくらいでなくちゃダメ。あれくらいの不利をいちいち敗因にしていたら、いつまでたっても、あそこじゃ通用しませんよ」

???今回のことで、日本の競馬は世界に追いついたと?

「もともと、日本の競馬と世界の競馬に差なんてありません。日本はとっくに追いついています。トップレベルの馬を海外に連れて行って、そこにしばらくいて、走らせれば、勝ち負けになるんだから。日本の馬はすでにそういうレベル。そこは自信を持っていいと思う」

???今後の課題は?

「これと見込んだ馬なら、金勘定なんかしないで(笑)もっと(海外に)行くこと。行ってノウハウを蓄積すること。それだけです」

アパパネは、乗りやすいし賢いし、いつも絶対に頑張ってくれる



???次に「牝馬3冠」のアパパネについてです。ふつうは、3冠のかかった秋華賞がもっとも難しいレースになると思いますが、意外なほどあっさり勝ったという印象でした。

「ノープレッシャーだったね(笑)。オレ、これで3冠勝っていいのかって思うくらい、プレッシャーは感じなかった。それくらい自信があったし、アパパネが強い馬だったということだよ」

???一番きつかったのは、やはり距離不安を指摘されたオークス?

「結果、1着同着だけど、ゴールの瞬間は、正直、負けたと思った(笑)。手ごたえがずっと楽で、直線で向こう(サンテミリオン)が追い出すのを待つ余裕もあったのに、最後、差し返されたから。でも、検量室に戻ってきて、スロー(ビデオ)をみると、けっこうきわどい。それで、もしかしたら、と」

???最後の叩きあいは壮絶でした。

「雨降って、馬場が悪くなって、それでもあそこまで頑張ったのに、さらにもうひと頑張りしなさいっていうんだからね。相当苦しかったと思うよ。でも、アパパネは、そこでその『もうひと頑張り』ができる馬。そこがすごい」

???デビュー戦は、福島の芝千八で3着。当時から、こんなにすごい馬だと思っていました?

「ここまで走るという感じはなかったね。でも、そこで4カ月くらい休ませて、東京の未勝利戦に出たんだけど、このときは馬体重が20キロくらい増えていて、った感じが、別馬かというくらいによくなっていた。しかも、その次の赤松賞がハンパじゃなく強かった。それからだね、これはとんでもない大物かもしれないと思うようになったのは」

???蛯名さんは以前から、3歳クラシックは、オトコ馬ならダービーだけど、オンナ馬なら桜花賞を勝ちたいと話していました。念願がかなった気分はどうでした?

「桜花賞には、独特の華やかさがあって、ずっと、一度は勝ちたいと思っていたけど、一方で、輸送の不利とかがあるから、関東のオンナ馬にはなかなか勝てないという現実もあった。だからレース前は、今回、この馬で勝てなければ、もう桜花賞を勝つチャンスはこないだろうというくらいに思っていましたね。それが勝てたわけだから。うれしかったし、ホッとしたし、あれで、すごくいいリズムに乗れたという感じがする」

???アパパネが競走馬として優れているところはどこですか?

「乗りやすいし賢いし、いつも絶対に頑張るところ。それに、ふつう、どんな一流馬でも、こうなったらどうしようとか、ああなったらまずいとか、いろいろ考えるものだけど、アパパネの場合は、乗っていて、どうしようとか、こうしようとか考えたことがない。うまく乗ろうと考える必要もない。ジョッキーをここまで信頼させる馬なんて、いませんよ」

???秋華賞後のインタビューで彼女は「カワイイ」と話していました。

「強いし、優しいし、されるしね。こんなカワイイ女の子は、銀座にも六本木にもいません(笑)」

???今後の彼女に望むことは?

「オーナーは、ディープインパクトも持っていたから、アパパネとディープの3冠馬同士を結婚させて『6冠ベビー』を作りたいと話していましたね。僕は、残る牝馬限定GIのエリザベス女王杯とヴィクトリアマイルを勝って、まだまだ誰もやったことがない牝馬6冠の完全制覇をやってみたい。その権利があるのは彼女だけだから。でも、そのまえに、まず無事で元気でいること。これが一番」

いい馬に出会うと、そのたびにまたひとつ引き出しが増えていくような気がする



???ところで、今年、ここまでの蛯名さんは、勝ち鞍も多いし、全体にとてもいいリズムできているという印象があります。いい馬がいいリズムをつくるということですか?

「“最近、乗れてますねぇ”とかいわれるからね(笑)。“最近かよ”って、思うけど(笑)。ただ競馬はやっぱり馬。アパパネとかナカヤマフェスタのようないい馬といると競馬が楽しい。それが、いいリズムをつくっているというのは、あると思う」

???その「いい馬」たちに、教えられることはありますか?

「いい馬に出会うとね、そのたびに、またひとつ引き出しが増えていくような気がする」

???「引き出し」ですか?

「馬を育てることにおいてもレースでも、競馬には、こういうときはこうすればいいとか、こうしないほうがいいということがあるものだけど、そのノウハウの蓄積がね、いい馬と出会うたびに、ひとつまたひとつと増えていくような気がする」

???今後のことですが、たとえば2000勝とか、具体的に目標にしていることはありますか?

「2000勝は、デビューしたころには想像もつかなかった数字だから(笑)。それを目標にするということはないし、そうした数字的なものに対するこだわりもない。競馬が好きだから、ずっと競馬に乗っていたいし、やるからには楽しくやりたい。今はそう思っているだけ」

???若いころの蛯名さんには「とんがっている」という印象がありましたが「楽しくやりたい」という言葉を聞くと、少し丸くなったかという感じもします。ご本人はどうですか?

「若いころは、何をするにもオレがオレがでね(笑)。それが頑張るエネルギーになっていたというところもあるけど、年をとるにつれて、ファンとかオーナーとか、あるいは家族とか、まわりに喜んでくれる人がいるから、そういう人たちのために、自分は頑張れるんじゃないかと思うようになってきた。ちょっとはカドが取れたっていうことですかね(笑)」

???もうとんがるのはやめたと?

「いや、そこは自分にとって生命線みたいなものだから。年をとって、そのためにとんがれなくなったとしたら、そのときは騎手をやめる。まだ当分はとんがり続けますよ(笑)」


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