2018/01/29 吉岡 司「Mr.パドック吉岡司の「注目2歳馬勝ち上がりチェック」」
[3歳新馬]フィエールマン 大化けの可能性を秘めた馬
○1月28日(日) 東京5R メイクデビュー東京(芝1800m)
1着 フィエールマン 石橋騎手
牡3 美浦・手塚厩舎
先週の3歳戦でいちばん高く評価したいのが、日曜東京5Rを勝ったフィエールマンだ。488キロでのデビュー。均整の取れた馬体で見栄えがしたパドックではまだ幼い面を覗かせていたが、気持ちがそこまで昂ぶることがなかったあたりは好感。
スタートで後手を踏み後方からの競馬になり、向こう正面で掛かり気味に押し上げる。3コーナーでは2番手あたりに進出したが、それでも4コーナー手前ではうまく息が入っていた。直線ではギリギリまで仕掛けを遅らせ、ゴール前3頭の競り合いを制しての勝利。勝ち時計1分51秒3、着差クビも平凡ながら前半1000mが64秒1と超スローの流れで、レース上がりが34秒4と速かっただけに、着差を広げることは容易ではない。今回は勝ったことに意義がある。資質の高さは馬体面から判断できたし、これからどんどん良くなる余地がありそう。レース数をこなしていけば、大化けする可能性を秘めた馬だ。
▽【フィエールマン】
父ディープインパクト
母リュヌドール
母父Green Tune
※母は伊GI・リディアテシオ賞など重賞3勝。
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