2017/05/22 吉岡 司「Mr.パドック吉岡司の「注目2歳馬勝ち上がりチェック」」
[オークス]桜の雪辱果たしGI2勝目 ソウルスターリング
○5月21日(日) 東京11R オークス(芝2400m)
1着 ソウルスターリング C.ルメール騎手
牝3 美浦・藤沢和厩舎
牝馬クラシック第2弾のオークスは、2歳女王のソウルスターリングが桜花賞3着の雪辱を果たした。今回がキャリア6戦目。馬体重は3戦目から472?476キロで推移しており、変動もなく非常に均整の取れた馬体で、相変わらず見栄えがする。2人引きのパドックも、ほどよい気合乗りで周回できており気配は抜群に良かった。
スタートは絶好で、前に行く馬を行かせてから好位の内目を追走。4コーナーでは持ったまま、逃げたフローレスマジックに並びかけに行く。直線、半ばで先頭に立ち、坂上でいったんはモズカッチャンに交わされるも、そこから再びギアを入れ替えて突き放す勝利。先行して、上がり3ハロン34秒1でまとめられては、4コーナーで外を回った馬に出番があるはずもなかった。勝ちタイムの2分24秒1は2012年ジェンティルドンナの2分23秒6に次ぐ史上2番目。今年は前半61秒7とスローペースからの時計ということもあり、掛け値なしに『速い』と言える。
秋の目標はまず秋華賞となるだろうが、その後はエリザベス女王杯か、あるいは牡馬を向こうに回してのマイルCS、ジャパンCか…いずれの路線を選んだとしても楽しみは尽きない。
▽【ソウルスターリング】
父Frankel
母スタセリタ
母父Monsun
※母は2009年の仏オークスなどGIを6勝。
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