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コラム

2017/04/15  月刊「UMAJIN」編集長・山田「月刊「UMAJIN」編集長・山田の重賞「穴ライズ」」

[皐月賞(GI)]ファンディーナの存在で“盲点”となる伏兵馬

確たる主役不在と言われ続けてきた今年の牡馬クラシック戦線。その第1弾・皐月賞は、牝馬ファンディーナや2歳暮れのホープフルS以来となるレイデオロらが上位人気を形成しており、馬券的にも難解な一戦だ。堅く収まりそうだった先週の桜花賞ですら、断然人気のソウルスターリングがまさかの3着。それを思うと、皐月賞はなおさら波乱の要素に満ちている。その桜花賞で番狂わせの立役者となったのが、8番人気で制したレーヌミノル。前走のフィリーズRを敗れて評価を下げていたものの、レース史上最速の前半3F33秒5を早め先頭から僅差2着なら、トライアルとしては上出来と言えるものだった。また、例年の傾向から「チューリップ賞組優勢」という先入観も同馬のオッズを上げる要因となったが、終わってみればフィリーズR優勝のカラクレナイもソウルスターリングにハナ差に迫る4着と健闘。今年の桜花賞は、フィリーズR組が“人気の盲点”となっていたわけだ。

今週の皐月賞にも桜花賞と同じく、人気の盲点が生じる要因がある。優勝すれば69年ぶりの牝馬Vとなるファンディーナの存在だ。同馬はフラワーCを1分48秒7のレースレコードで制し、しかも後続に5馬身差の大楽勝。注目を集めるのはもっともで、一方でその影に隠れてしまったのが前日の同コースで施行されたスプリングS。勝ち時計はフラワーCよりコンマ3秒速いものの、評価は例年に比べれば高くない。今年は牝馬がハイレベルと言われ続け、対して牡馬は2歳戦から牝馬に重賞タイトルを奪われてきた立場。そこに来て、無敗の大物牝馬が参戦とくれば、おのずとスプリングS組の注目度が低くなって当然とも言える。とはいえ、毎年のように皐月賞好走馬を輩出している主要トライアルだけに軽視は禁物で、レース内容を分析して見極める価値はある。結論から述べると、今年のスプリングSは決して低レベルなレースではない。その理由は以下のレースラップだ。

■2017年スプリングSのレースラップ
12.6-11.7-12.1-12.2-11.7-11.8-12.1-11.8-12.4

前半のペースは概ね例年通りながら、5・6F目に2本続けて11秒台は速い。この部分は2コーナーからの下り坂が終わった向こう正面の真ん中あたりから、3コーナーにかけての箇所。中盤に息の入らないキツいラップを刻み、それでいてラスト3Fの12秒1-11秒8-12秒4。これを早めに仕掛けた上位馬のいずれもが、上がり3F35秒台で凌いだのは優秀と言える。そして、スプリングSから1F距離延長となる皐月賞だが、例年スプリングSに似た厳しいレースラップを刻む傾向にある。ここが皐月賞とスプリングSが直結しやすいゆえんであり、優秀なラップをクリアした今年のスプリングS組を軽く扱うわけにはいかない。一方、スプリングSと双璧のトライアル・弥生賞だが、今年は中盤に13秒台を2本挟み、前半1000mは63秒2と、ほとんどラスト3Fだけの競馬だった。上位3頭が皐月賞でも掲示板に載った昨年は、前半1000m59秒5と本番さながらのペース。少なくともラップだけ見れば、今年の弥生賞のレースレベルは昨年より劣るだろう。成績的に“地味”な印象を与えがちな今年のスプリングS組だが、皐月賞との直結度でいえば弥生賞よりはるかに上。加えて“人気の盲点”を生み出すファンディーナの存在も加味すれば、妙味十分の伏兵馬としての資格は十分だ。

【スプリングSの“穴”ライズ特注馬】
注)アウトライアーズ
百日草特別では後の重賞馬2頭と接戦を演じ、続くひいらぎ賞でウインブライトに完勝と世代トップレベルの実力は証明済み。前走は直線で伸び負けたが、直線で一瞬前を阻まれた際に踏み遅れた印象で、力負けではない。絶好調の田辺騎手の手腕にも期待大。

注)ウインブライト
デビュー2戦は足踏みしたものの、休養を挟んで一気に成長。馬なりの手応えのまま勝ち切った若竹賞、大外からまくり切ったスプリングSはいずれも完勝だった。勝負どころでスムーズに加速できる立ち回り巧者だけに、中山は持ち味を生かせるベストの舞台。

注)プラチナヴォイス
早め先行策から僅差の勝負に持ちこんだ前走が好印象。地味な血統でパンパンの芝でのキレ味勝負には向かないぶん、痛みの進んだ今の中山は合いそう。ポジション取りに苦労しない点も強みで、機動力を活かした粘り込みに期待。

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