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コラム

2017/04/01  月刊「UMAJIN」編集長・山田「月刊「UMAJIN」編集長・山田の重賞「穴ライズ」」

[大阪杯(GI)]例年優勢のステイヤーが沈黙する展開は?

今年からGIへ昇格となった大阪杯。昨年の年度代表馬キタサンブラックを筆頭に、強豪4歳世代のダービー馬マカヒキ、香港でGI初制覇を飾ったサトノクラウンなど好メンバーが集結した。初代王者の座につくのは誰か、春の古馬GI戦線を占う意味でも注目したい。GIIだった頃の過去10年を振り返ると、2013年のオルフェーヴルをはじめ、ヒルノダムール、ドリームジャーニー、メイショウサムソンなど長距離GIタイトルホルダーの優勝例がズラリ。2?3着にも前述のキタサンブラックやエピファネイア、トーセンジョーダン、アサクサキングスらが名を連ね、中?長距離を主戦場とするステイヤータイプの台頭が目につく。また、1?3着馬の前走距離を分析すると、前走2200m以上の馬が20頭に対し、1800m以下は8頭と半分以下。つまり、傾向的にはステイヤーが好走しやすいレースと言っていい。

原因として考えられるのは、第一にローテーション。舞台は2000mの中距離戦ながら、後に控える長距離GIの天皇賞・春の前哨戦という位置づけのため、必然的に長距離適性の高い馬が集まり、緩いペースのスタミナ勝負になりがち。実際、勝ち時計の平均は2分0秒4と、同じ舞台で行われるGIII鳴尾記念の1分58秒9(施行条件が現在と同じになった2012年以降)よりも遅い。また過去の結果から、勝ち時計が2分を超えると上がり3Fのタイムも遅くなる傾向があり、距離以上にタフさを求められる舞台ということがわかる。

では今年もステイヤー気質の馬を狙うのが正しいのか。結論を言うとそれは早計だ。まずハナに行きそうなマルターズアポジーは、自らよどみないペースを作ってしぶとく粘りこむ逃げ馬。前走・小倉大賞典で刻んだ前半3Fのラップは34秒8とマイル重賞に匹敵する速さで、今回も35秒台前半以内で逃げることはほぼ確実だろう。加えて金鯱賞でハナを奪ったロードヴァンドールも参戦しており、2頭の逃げ争いが予想される。そしてその後ろに控えるのが、大本命のキタサンブラック。この馬が終始プレッシャーを掛け続けるとすれば、レースの流れはまず緩みようがない。ちなみに、阪神芝2000mで行われた先週の四国新聞杯(4歳上1000万下)の勝ち時計は2分0秒9。前半3Fが36秒5だったことからも、ハイペース必至の当レースは2分以内の時計勝負となりそうだ。

先ほどはステイヤータイプが好走しやすいと書いたが、2分を切った年に限ると、1800m寄りのスピードタイプが穴を開けている事実は見逃せない。2011年には後にエプソムCと毎日王冠を連勝するダークシャドウが8番人気2着に激走し、2010年は1800m戦の実績豊富な6番人気テイエムアンコールと9番人気ゴールデンダリアがワンツー。2008年7番人気2着のエイシンデピュティは後に宝塚記念を制覇するが、このレース以前にはマイルと1800mの重賞制覇歴を持っていた。以上の例からわかるように、レース展開によって求められる資質は真逆。ハイペースが予想される今回はステイヤーにとって厳しく、速い時計に対応可能なスピードタイプが穴を開けると読んだ。

【大阪杯の“穴”ライズ特注馬】
注)ステファノス
3歳時に富士Sを優勝するなど、マイル戦にも対応可能なスピードを持つ。また馬券圏外に敗れたレースはほとんどが休み明けで、典型的な叩き良化タイプ。前走の敗戦は目をつぶってよく、GI2着2回3着2回の実績を考えれば人気の落ちる今回が狙い目。

注)ディサイファ
重賞勝ち鞍は1800?2200mまでの万能型ながら、昨年のマイルCSでは前半34秒4のペースにも対応し、あわや馬券圏内のシーンも。着順だけ見れば衰えは隠せないものの、58.5キロを背負わされた前走でもコンマ3秒差に粘り込んでおり、見限るには早い。

注)サクラアンプルール
前走の中山記念ではアンビシャスらを抑えて2着に好走。昨秋以降は着実に力をつけており、コース問わず堅実に伸びる末脚は魅力的。しかも小回りコースの中距離戦に限れば【3・1・1・2】と抜群の成績で、初コースながら台風の目になりそう。

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