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コラム

2017/03/25  月刊「UMAJIN」編集長・山田「月刊「UMAJIN」編集長・山田の重賞「穴ライズ」」

[高松宮記念(GI)]昨年の高速馬場のイメージは捨て去るのが得策

ビッグアーサーやミッキーアイルなど短距離界のトップホースが相次いで離脱し、確たる主役不在の高松宮記念。だが、混戦模様のぶんだけ配当妙味は十分で、穴党にとっては腕の見せどころだ。予想する上でまず頭をよぎるのは、昨年の“異常”なほどの高速馬場。中京芝はもともと差し・追込の決まるタフなコースという印象が強く、過去の高松宮記念の勝ち時計も1分8秒台前後が中心。1分7秒台が平均のスプリンターズSとは異なり、時計のかかる決着が多かった。実際に昨年のGI前週に行われたファルコンSでは、最後方待機のトウショウドラフタが大外一気を決めたほか、平場の芝レースでも追込馬の台頭が目立っており(当時は不良馬場の影響もあったが)、従来通りの馬場イメージで想定していた方も少なくないはずだ。

だが、高松宮記念前日に行われた同舞台の岡崎特別(1000万下)では、ロードカナロアのレコードを大幅に更新する1分7秒4という時計が出現。当週のコース替わりの影響を差し引いても、1週間のうちに馬場が激変したことは明らかだった。極めつけはメインの高松宮記念。ハクサンムーンとローレルヴェローチェが壮絶な逃げ争いを演じ、優勝したビッグアーサーの走破時計が1分6秒7という強烈な高速決着。従来の中京芝1200m戦のイメージを覆すものだった。

変化の原因は、GI週恒例の芝刈りだろう。記録が残っていないので正確な作業内容は不明だが、芝コースに何らかの手が加えられたのかもしれない。では今年の中京芝のコンディションはどうか。JRAの公式HPによると、「22日(水)に芝刈りが行われた」という記載はあった。ただ、土曜の芝レースを観察した限り、昨年のような高速馬場とは思われない。確かに5Rの未勝利戦(芝1600m)のような速い時計の決着もあるが、今年の岡崎特別の走破タイムは1分8秒7と平年なみに落ち着いている。推測になるが、おそらく昨年の結果を踏まえ、芝刈りの程度が軽めに設定してあるのだろう。

なお好走馬の脚質をチェックすると、逃げ・先行勢の活躍が目立つ。適度に時計がかかる馬場とはいえ、そこはコース替わりの影響が出ているようだ。加えて気にしたいのは、明日の雨予報。天気次第では馬場の悪化が進みそうで、以前のタフな舞台に逆戻りする可能性が十分ある。以上の情報を総合すると、昨年の高速馬場のイメージは完全に捨て去るのが得策。前残りの傾向も踏まえて、パワータイプの先行型スプリンターに地の利があると見た。

【高松宮記念の“穴”ライズ特注馬】
注)ソルヴェイグ
スプリンターズS3着の実績を持つが、洋芝の函館SSやタフな阪神芝1400mのフィリーズRを勝っており、本質的には力のいる馬場が向くタイプ。前走は好スタートからハナを奪ってしまい、慣れない逃げの競馬になったことが敗因。外枠から前を見て運べそうな今回は挽回可能。

注)ナックビーナス
中山や東京など軽い馬場での実績が目立つが、稍重のタフな決着となった雪うさぎ賞を圧勝しているほか、ダートの勝利経験もある大型牝馬。堅実な先行力が持ち味で、前走は進路取りに苦労しながらも勝ち負けに持ち込む好内容。スムーズなら巻き返し必至だ。

注)クリスマス
重賞を含む全5勝中4勝が洋芝というパワー型。中山での勝ち鞍がなく平坦巧者に映るが、時計の掛かっていた以前の中京芝1200mでの勝利経験が光る。1分8秒前後の走破時計をキッチリと守るタイプで、時計が掛かればGIでも出番はある。

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