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コラム

2011/12/01  UMAJIN.net編集部「誰かに話したくなる名馬の横顔」

【名馬の横顔】ダイワスカーレット

ダイワスカーレットは2004年5月13日、北海道千歳市の社台ファームで生まれた牝馬。父は“音速の貴公子”と呼ばれたアグネスタキオン、母はスカーレットブーケという血統で、半兄にはGI5勝のダイワメジャーがいる。

3歳春に桜花賞を制すると、秋には秋華賞、エリザベス女王杯を連勝。これらの成績が認められ、この年の最優秀3歳牝馬を受賞した。翌年は怪我や病気に悩まされながらも3戦を消化。ラストランの有馬記念では1番人気に応えて堂々の勝利を飾った。なお、牝馬による同競走制覇は1971年のトウメイ以来、37年ぶりの快挙達成となっている。通算成績12戦8勝(うちGI4勝)、獲得賞金は7億8668万5000円。

鞍上は初戦から一貫して“アンカツ”こと安藤勝己騎手が務めており、名エスコートで引退までの12戦、すべてのレースで連対を果たした。このデビューから連続連対記録はJRAの牝馬最多記録となっている。ちなみに、ダイワスカーレットで複コロ(複勝コロガシ)を行った場合、1000円が1万3600円にもなっていた。また、同期ウオッカと数々の名勝負を繰り広げており、ダイワスカーレットが3勝2敗で勝ち越している。08年天皇賞・秋の激闘はあまりにも有名。


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