2011/12/06 POG優勝者「勝敗を分けた指名の真相」
【POG優勝者コラム】第2話・優勝者の指名馬とその指名理由(前編)
前回に引き続き、UMAJIN-POG2010-2011の優勝者であるハンドルネーム「アパパ寝坊主」さんへのインタビューレポート。今回は優勝を成し得たその指名馬たちを振り返るとともに、それぞれの指名理由を優勝者にうかがった。優勝者ならではの判断基準をぜひ参考にしていただきたい。なお、紹介は指名時期の早い順となっており、馬名横のカッコ内はデビュー日と最終指名者数となっている。
レーヴディソール(9/11札幌、6624名)
「人気馬でしたが、ナイアガラ、アプレザンレーヴ、レーヴドリアンとハズレがなく、どの馬もGI級の手前までいった馬でした。基本的にGIを勝った翌年のその血統は走らないと思っているんですが、まだGIを勝っていなかった血統でしたし、2勝はしてくれるんじゃないかと指名しました。もちろん、牧場の評価も良かった1頭でしたからね」
3歳春で故障に泣くこととなった同馬だが、それまでは4戦無敗で2歳GIを含む重賞3勝と多くのポイントを稼いだ。デビューするよりも早い段階で指名していたようだが、素質を見抜いたこの馬の指名が優勝に大きく影響したといえる。
アヴェンチュラ(6/20阪神、2656名)
「牧場での評価も高く、レーヴディソールと同等の評価をされていた感触があったのですが、個人的にはこちらのほうが、絶対に指名したかった1頭でしたね。デビューも早そうと聞いていましたし、実際に6月阪神開催でデビュー。兄姉フサイチホウオー、トールポピーも活躍時期が早く、ダービーまでの期間でポイントを稼げる馬だと思いました」
ジョーアポロン(9/20札幌、596名)
「この馬は個人的な好みで指名しました。兄ジョーカプチーノがGIを勝っていましたから、そこまでの活躍はないかなと思い、あまり期待はしていませんでしたが、兄のようなスピード能力にネオユニヴァースが加わっておもしろそうかなと。ジョーカプチーノは馬券でもNHKマイルCで本命にしていたくらい好きだったので、思い入れもありました」
やはり、自分の好きな血統などを指名するのもPOGの楽しみ方のひとつ。決して活躍したとはいえないが、優勝者も例外ではなく、そういった指名をしていた。ひたすら冷徹に稼ぐ馬を指名するだけがPOGではないのだ。ただ、次の指名馬はなかなかいいポイント稼ぎをしてくれた1頭。
レッドデイヴィス(9/19阪神、521名)
「自分の知識だけでは多くの情報は得られません。この馬は東京サラブレッドクラブをこまめにチェックしている友人に薦められた1頭でした。あまり人気もなかったし、厩舎も良かったので指名しました。結果、走ってくれて、順位にも大きく影響しましたし、友人には感謝していますよ」
所属馬の近況情報などを公開しているクラブ馬主もあるが、会員限定で情報公開をしているクラブ馬主も多い。POGあるいは馬券においても貴重な情報を得られたのは、優勝者にとって有益だったようだ。
エイシンオスマン(6/20阪神、875名)
「エイシンの馬は早期の活躍馬が多いですし、この馬もブリーズアップセールの出身で、アヴェンチュラと合わせて早期デビュー狙い。朝日杯FSまでのポイントゲッターとして期待していました。3歳春にもニュージーランドTを勝ってくれましたが、まさかそこまで活躍してくれるとは思っていませんでしたね」
POGのルールを踏まえれば当然のことだが、優勝者は「ダービーまで多く出走し、多く稼いでくれることが大事」と繰り返す。やはり早期デビュー馬はある程度指名しておく必要があるのだろう。そして次は比較的早いデビューから、昨年度の稼ぎ頭となったあの馬についての指名理由をうかがうことになる。続きは次回コラムにて。
【POG優勝者コラム】第1話・優勝するための指名ステップ
【POG優勝者コラム】第3話・優勝者の指名馬とその指名理由(後編)
★POG優勝者「アパパ寝坊主」さんの指名馬
★【コラム】POG負け組からの脱出
★続々と良血馬がデビュー!UMAJIN-POGはまだまだ新規参加者募集中
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