2011/01/21 鈴木 正(スポーツニッポン)「No.1の言葉」
まだまだ進化し続ける内田博幸騎手
2年連続でJRA賞最多勝利騎手に輝いた内田博幸騎手が、今年も早々とリーディング全国首位に立っています。「まだまだ始まったばかりですよ」といいながらも「目標は今年も全国首位。どの騎手もケガなく、いい争いをしながら、その上で1位になれたらベストだね」と語ってくれました。どの騎手もケガなく、というあたりが内田騎手らしい配慮。昨年の今頃は大量落馬事故に巻き込まれ、骨折でリタイアを余儀なくされていました。無事に騎乗を続けることが重要ということが身にしみているのです。
今週はワクワクする出来事があったそうです。2月にUAEのドバイで行われる「2011メイダンマスターズ」に招待されました。昨年はフランスのエルメスカップ、一昨年はイギリスのシャーガーカップに招待され、奮闘してきました。「こういう国際招待レースは燃えるよ。スイッチが入っちゃうね」。今年も異国での決戦にハートが高鳴っています。
「こういう機会はなかなかないから、どんどん手を挙げた方がいいんだ。いろいろ経験していかなきゃ。海外には日本とはまた違う競馬があるからね。臨機応変に、どんな競馬にも対応できる騎手になりたいんだ」。40歳の大台を迎えても、まだまだ進化していきたいという内田騎手の心意気、素晴らしいですね。ドバイには早めに入って、家族サービスもするのだとか。こんなスケールの大きい家族サービス、なかなか真似できないなあ。
今週のAJC杯はトーセンジョーダンに騎乗します。昨年のアイルランドTでもまたがって勝っており、相性抜群のパートナーです。「力はここでは上ということは分かっているからね。しっかり乗れば大丈夫でしょう」と頼もしいコメントでした。気力充実の内田騎手、今週も注目していきましょう。
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