2010/04/29 山本 武志(スポーツ報知)「No.1の言葉」
穴党には耳の痛い話!
こんにちは。今週は久々の栗東取材。水曜日には調教の合間の安藤勝Jと久々に話す機会がありました。
今週の騎乗馬についての取材が終わった後に雑談となったのですが、その中で印象的だったのが青葉賞に出走するペルーサの話。前走の若駒Sで横山典Jの「代打」として無傷の3連勝へ導いたのですが、この馬への評価が非常に高いのです。「結構速いうちから脚を使っているんですよ。普通なら直線で脚が上がってもおかしくない感じ。あれでいて2着馬がきてから、ゴール前でもうひと伸びしている。着差以上に強かったね」その2着馬はご存じの通り、皐月賞でも2着だったヒルノダムール。その相手に横綱相撲で勝ったというのです。今回は2400mという距離になりますが、「いかにもダービーの舞台が合いそうという感じ。本番でも本命や対抗がつくんじゃないの」とむしろ好転するという印象。う?ん、穴党からすると少し耳の痛い話です。
その後は坂路小屋へ。矢作師と話していると、目の前の音無師が管理し、NHKマイルCに出走するサンライズプリンスが坂路で51秒4の好時計。その時計を見た矢作師が「先生、ダービー直行にしたらどうですか」と冗談っぽく苦笑いを浮かべました。そう、矢作師はNHKマイルCに3頭出しするのですが、ダイワバーバリアンがニュージーランドTで完敗したサンライズに、一目も二目も置いているのです。「中山マイルの大外枠であの競馬、あの時計。やっぱり強いよな」と。話は戻って安藤勝Jも今週、ダノンシャンティに騎乗した後「落ち着きが出てきたね。この馬はNHKマイルでこそ、っていうイメージの馬」と好感触を口にしていました。来週は何か本命ムードという感じがしていますが、またじっくりと考えます。
その分というか、今週の天皇賞は大混戦。個人的な感触では安藤勝Jのジャミールはかなり手応えを感じているように見えましたが、人気もするでしょうし対抗まで。ちょっとひねった本命にしてみました。それはまた報知新聞紙上で確認してください。
★「スポーツ報知」
★「現場発!POGコラム」