2010/04/01 山本 武志(スポーツ報知)「No.1の言葉」
調教絶好調の大穴馬を発見!?
先週は失礼しました、としか言えない内容でした。あれだけ「外差し」と思っていた馬場が、1週間にしてあれほど変わるとは。いつかは外が伸びると信じつつ、最後まで奇跡は起きないまま、ラスト中京で大量のお札を置いてきました。ただ、これだけで終わってはただの無駄遣い。覚えておきたいのは先週の競馬で外を回って差し届かなかった馬たち。「先週の馬場ならなぁ」と思っていた馬をチェックしておきました。
実は今週も馬場の話。阪神ではなく中山のことです。
マイネルキッツの日経賞で思ったのですが、中山の重賞勝ち馬って、ほとんど内を突いた馬じゃないか、と。VTRを見てみると、今まで中山で行われた7重賞のうち、中山牝馬Sのニシノブルームーン以外、全部が内、内に進路を取っているんですね。今週のダービー卿CTはマイル戦。内外で最も有利不利があると言われるコース。内枠の馬が人気を集めるとは思いますが、その中でも地味に立ち回れる器用な馬を狙いたいですね。
さて、今週の取材から気になった馬を少し紹介。
阪神の土曜8Rに出走するトゥリオンファーレは3歳時から素質を評価されていました。休養前は人気の割に陣営のトーンも今ひとつでしたが、今回は立て直し気配アリ。今週はサンライズベガをDPコースで圧倒。「攻め馬が実戦に結びつくタイプだからね。以前に比べると、よくなっていると思うよ」と西條厩務員は話していました。このレースではタンホイザーにも注目しています。「近走は小回りで使われてますが、直線の長い1800mはベスト」と北村友は好感触を口にしていました。
最後に投票所前でバッタリ会った服部調教師に話を聞くとコーラルSのセイクリムズンの名前が。さらに「大穴ならな」と切り出したのが「この2週がいい動き。自分の競馬ならもっとやれる」ニホンピロシェリー(千種川特別)。こんな話、好きなんです。では、また来週。
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