2010/03/25　 山本 武志(スポーツ報知)「No.1の言葉」

高松宮記念攻略のポイントは「馬場」

　今週から第２回となるＵＭＡＪＩＮグランプリが始まりますね。そもそも第１回を制したことで当欄を書かせてもらっているわけで、今回も負けられん！、と言いたいんですが、何か年明けから予想がパッとしない日々。何とかいいきっかけをつかみたいと思っていますが…。

　さて、今週はＧ?の高松宮記念。取材するに当たって、非常にポイントを置いたのは「馬場」でした。

　というのも、今中京開催は昨年末から数えて３開催目。相当に馬場が傷んできているという話を常々聞いてきたからでした。実は先週も日曜日なんかは馬場の真ん中から外の差しが決まる一方だったんですが、それでも土曜日の前にローラーをかけて、馬場を固めていたのです。それでいて、結局はアウト差しが幅を利かす馬場。例え今週、ローラーをかけたとしても、日曜１１Ｒの高松宮記念時にはアウト差し馬場になっているであろう、と現時点では考えています。実際に先週まで中京で騎乗していた騎手の大半は「外でしょ」やら「内は通りたくないですね」という話をよく聞きました。ということで、結論は枠順発表まで待ちたいと思っています。

　そして、今週は毎日杯も大注目の豪華メンバー。骨折明けのリルダヴァルの取材へ池江郎厩舎に行ったのですが、その時に気になったのが同じ片山助手が担当するウインブシドウ。「芝の時はちょっとチグハグなレース続きだった。１度使ってから変わってくるタイプだし、面白いんじゃないか」とかなりのトーンの高さでした。ちなみにリルダヴァル、仕上がりは実に良さそうですう。

　最後に小ネタを少々。君子蘭賞のメイショウスズランは前走で大きな不利を受けたもの。「リフレッシュ放牧に出してましたし、阪神も合いそうです」と池添助手が言えば、「動く。これは楽しみ」と調教に騎乗した和田Ｊも好感触。ちょっと狙ってみたい１頭です。ということで、また来週。


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