2010/03/04 山本 武志(スポーツ報知)「No.1の言葉」
現場で見えた今週末の注目馬!
こんにちは、今日からこちらでコラムを掲載させていただく報知新聞の山本です。
木曜日の更新ということで予想を載せるということはないと思いますが(そちらの方は報知新聞か、もうすぐ開始になるという第2回UMAJINグランプリをご参照ください)、皆さんの予想を手助けするような情報などを提供できれば、と思っています。
今週は牡馬の弥生賞、牝馬のチューリップ賞と東西でクラシック戦線の大事なトライアルが行われます。
まだ経験の浅い3歳戦、しかも有力馬にとって始動戦という未知のファクターが多い中で、さらに頭を悩ませそうなのが下り坂の天気予報。先週の中山記念はまともに道悪適性が出たような決着で、馬単4万円でしたからね。今週は週末まで栗東取材ですので、その辺はじっくりと聞きたいと思っています。
ただ、現時点で聞いた話で印象的だったのは「道悪は鬼?そこまでは言わんけど、他馬が苦にするようなら。うちは全く苦にならない」と不敵な笑みを浮かべていたエイシンアポロンの岡田調教師。現に稍重の京王杯2歳Sでも豪快な末脚で差し切っているだけに説得力のある言葉でした。
さて、最後に今週の取材で気になった話を少し紹介。
堅いところなら日曜阪神2Rで久々となるピサライコネンでしょう。
「できてるで。距離も大丈夫」と福永Jが言えば、「以前はソエを気にしながらの調整。今は違う」と田代助手も強気でした。同じく日曜4Rで面白そうなのはプロスビート。「この前はスタート直後に出遅れて、さらに外ラチ沿いまでいくロス。能力は高い」と小牧太Jは巻き返しに力が入っていました。
最後に今週、最も気になっているのは藤岡康Jが推奨していた土曜阪神9Rのミリオンウェーブ。今週の騎乗馬のジャッジを聞き終えた後、改めて自ら切り出してくれたのがこれ。「いいですね。動きますよ。ゲートが課題でしょうけど、能力は高そうです」。転厩初戦ですが、以前の宮本厩舎でも素質の高さは耳にしていた1頭。転厩初戦で人気落ちなら狙ってみたいですね。では、また来週。
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