2010/06/24 山本 武志(スポーツ報知)「No.1の言葉」
今夏の短距離は3歳馬狙い
春から始まりました当連載も今週のグランプリで大爆発しない限り(狙ってはいきますが…)、最終回になりそうです。ボチボチと馬券に関する情報を提供してきましたが、少しは皆さんの参考になったでしょうか。
さて、先週から夏競馬が始まりましたが、とにかく目立ったのが3歳馬の活躍。数人の騎手から聞いた要因は「斤量差」。ただ、これはよく聞く話ですので、今日の取材でちょっと興味をひかれた話を。それは橋口調教師が口にしていた「昔から短距離戦は古馬と3歳馬でもある程度は五分でやれるって言ってたんだよ」という話。で、調べてみますと、実は先週、3歳と古馬の混合戦で7ハロン以下のものが3場11レースあったのですが、実に10レースで3歳馬が連対圏に絡んでいるのです。しかも1、2着独占も3度。う?ん、やはりこれは偶然とは言えない数字だなぁ、と改めて感じてしまいました。これからの夏競馬、降級馬に人気が集まりがちですが、狙って面白いのは3歳馬の方かもしれませんよ。
ということで、今週の狙い馬を挙げておきましょう。和田Jの騎乗馬には今週、魅力的なものが多いですが、狙いたいのが日曜の11Rと12R。皆生特別のケイアイブリザードは芝で大敗続きなんですが、「ダートならソコソコ面白いんじゃないか」と砂替わりでの巻き返しを見据えている様子。また最終のマイネルカリバーンは2走前にこのコンビでレコード勝ち。「今週の動きも良かったんですよ。時計も持ってるし、通用しても」とこちらも色気を持っていることが感じられました。この2頭、もうお気づきの方も多いと思いますが、「短距離戦の3歳馬」なんです。
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