2010/05/20 山本 武志(スポーツ報知)「No.1の言葉」
安藤騎手の気になる一言!
個人的に自分の予想は情報重視だと思っているのですが、何もレース当週の話だけでありません。例えば某騎手から「そのうち走ってきますよ」と聞いた馬は1度や2度の凡走で見限るのは何か危険だと感じます。その点で先週の狙い馬として書いた橋口厩舎の日曜5Rのエーラゴーデオもいい例。実はレース当週の坂路は実に重い馬場で、ひどい動きになってしまったため、トレーナーのトーンは急降下していたのですが、その前の週までいい話を聞いていたので本命に抜てき。11番人気ながら3着と頑張ってくれました。
今週は安藤勝Jとじっくり話す機会がありました。安藤勝Jといえば青葉賞前の段階で、1度乗ったペルーサについて「本番(ダービー)でも本命か対抗級の馬ですよ」と話したことを、このコラムでも触れました。そして、実際にその通りの構図に。さすがの慧眼です。
今週のオウケンサクラについて桜花賞直後から一貫して言っているのは、「距離が延びる分には悪くない。乗りやすさもあるから、いいかもしれないね」と。ただ、そんなベテランの言葉で、どうしてもずっと引っ掛かる部分があるんです。
「ただ、オウケンより距離が長くなって良さが出る馬もいるかもしれないね。あの4着馬なんて絶対に向いてる気がするよ」
4着馬、そう桜花賞で末脚を伸ばしてきたショウリュウムーンです。あまり他馬のことに触れないジョッキーだけに、妙に気になっているんです。で、今週確かめてみると、「やっぱりショウリュウは怖いよね」と繰り返していました。実はオウケン、ショウリュウともに人気馬だけに、配当妙味を求めて違う馬を本命にしたんですが、相手としては厚く買おうと思っています。
★「スポーツ報知」
★「現場発!POGコラム」