UMAJIN.net

スマートフォンアプリ

UMAJIN.netのスマートフォンアプリが登場!

バナーをクリックして、リンク先よりお持ちのスマートフォンにダウンロードしてください。
タブレット端末にも対応しております。

iOS端末の方はこちら

app store

Android端末の方はこちら

google play
馬市ドットコム
相川牧場採用情報

コラム

2011/03/29  高井 大輔「世界の競馬はでっかいぞ!」

【世界の競馬】ミルコと電話がつながらない(苦笑)

ドバイワールドカップで歴史的勝利を挙げたヴィクトワールピサ

 いつも、このコラムの締切日が近づいてくると「今週は、どんなことを書こうかなあ」と悩んだりすることあるんだけど、今週のこのタイミングで話すことといえば、「ドバイワールドCという大舞台で日本のヴィクトワールピサが歴史的勝利を挙げたこと」これに尽きる。

 レース後にミルコに話を聞きたくて何回も連絡を取ろうとしているんだけど、世界の大舞台を制したことで多忙な日々を送っているのか、なかなか連絡がつかないという現状(苦笑)。仕方ないので、周りにいた日本人の関係者に話を聞いたところ、ミルコは

「今回は日本の馬がもう2頭出走しているけど、とにかく、なんとしても自分が乗るヴィクトワールピサが結果を残して、日本にいいニュースを届ける」

という強い気持ちを持って、レースに挑んでいたとのこと。日本の報道では、トランセンド、ブエナビスタも含め、3頭揃って「チーム・ジャパン」という言葉も使われていたけど、「何としても自分が勝つ」というミルコの熱い思いが、今回の結果に結びついたのかもしれないね。

 ヴィクトワールピサの好走の要因として、「直前になって軽い馬場コンディションになったこと」や、「世界から参戦してきた馬のレベル自体が低かったのではないか」という見方もあるかもしれないけど、レースの主導権を握ったトランセンドも最後の最後までがんばっていたし、日本馬のレベルが高かったという風に見ることも十分できる。そして、日本からの見えない力も、存分に後押ししてくれたことだろう。

 競馬界はもちろんそうだし、野球界、ゴルフ界、そして他のスポーツでもそうだけど、世界のアスリートなんかは、とにかく今の日本のことを心配していると聞く。今回はアラブ諸国での競馬だったけど、キリスト教徒の人々なんかは、特にいい意味でおせっかい。見返りを求めず「困ったら協力したい」という人たちが多いし、もちろん、そういう人たちだけではないけど、今回の日本馬のワンツーという結果を、世界各国の人々が素直に祝福してくれているらしいよ。

 さて、世界の頂点に立ったヴィクトワールピサは、今後、5月1日に香港のシャティン競馬場で行なわれるクイーンエリザベスII世Cに転戦する予定で、秋は凱旋門賞、ジャパンCなど、世界から注目される大レースを続戦していく可能性が非常に高い。そんな中で「チーム・角居」が今後は結果を求められることになる。ヴィクトワールピサ以外にも、これから海外に挑戦をする日本馬も出てくるだろうし、「これからは、日本馬が世界の競馬の中心となっていくんだ」と感じて、久々に気持ちが高ぶるいい一夜になったよね。


※関連リンク
【ドバイWCデー】競馬・日本代表へたくさんの応援メッセージありがとうございました
がんばろう日本!競馬で被災地に力を!?東北地方太平洋沖地震応援メッセージ募金?にご協力お願いします
馬三郎・弥永TMやターフライター・平松さとしなど充実の[UMAJIN.netコラム]一覧はコチラ!

PAGE TOP