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コラム

2011/06/24  井上 達也(デイリー)「トレジャーハンター」

必然が勝利を呼ぶ! 佐藤哲騎手とアーネストリーが凱旋門賞への切符を掴む!!

昨年のリベンジなるか!?(写真は2010年の札幌記念時)

 その熱いハートがギャンブラーの気持ちをかきたてる。

 勝てば喜びを爆発させ、負ければ悔しさをにじませる。04年の宝塚記念。佐藤哲三騎手は1番人気に支持されたタップダンスシチーをVへと導いた。ウイニングランのあと、ステッキとピンク帽のヘルメットをファンのもとへ投げ入れ、喜びを表現したシーンは記憶に新しい。

 ここ10年の宝塚記念を振り返ると、1勝3着3回。佐藤哲三=佐々木厩舎は近年のグランプリを最もにぎわした黄金コンビといってもいいだろう。なぜ、これほどまでに宝塚記念に縁があるのか。決して偶然ではない。

 「この舞台が自分の乗り方に合っているんだろうね。他力本願の切れ味勝負の馬は作らないから。自分から展開を作って勝負できる馬がオレの好み。能力が100あるなかで100出せる馬を。そういう馬作りが基礎にあるんだ。佐々木先生の管理馬はそういう馬が多い。先生と考えるところが通じるんだと思う」。つきっきりで攻め馬をつけて、レースへ挑む。その作業を繰り返すことで、癖を直し、色々なことを教え込んでいく。その手腕は職人ともいわれるほどだ。タップダンスシチー、インティライミ、アーネストリー。佐藤哲三騎手がその成長過程を手助けし、ともに歩んできた馬ばかりだ。

 「メンバーのそろったここで勝ちたい。勝って凱旋門賞に行きたい」。昨年の3着馬アーネストリーでそのリベンジに挑む今年、気持ちをストレートにぶつける。

 「今までは競馬の前からそういうことを考えたり、言うことなんてなかった。勝つ前に言うなんて恥ずかしいかな、って思っていた。でもね、勝ってからじゃ意味がない。行きたいものは行きたい。乗りたいものは乗りたい。そうやってハッキリと口に出すことも大事なんじゃないか、って思う。作ってきた馬が海外でどれだけ動かせるか。やってみたい」。

 アーネストリーはすでに凱旋門賞の第1次登録を終えている。ただ、重賞を3勝していてもG?のタイトルはまだ手にしていない。宝塚記念のVが渡航チケットというわけだ。

 積み重ねてきたことが成長として感じ取ることができる。そして、自信があるから気合がみなぎってくる。

「タップダンスシチーともよく比較されるけど、その域まできている。出来も今までで一番だから」。良いものは良い。悪いものは悪い。的確なジャッジを競馬ファンに向けて発信するジョッキーだと感じる。

 「“良い”と感じた馬を“良い”っていうでしょ。でも、それで負けると責められるのは自分。リスクを負って話すんだから、記者の人たちも、その覚悟で伝えてほしい」。競艇を愛することから、「馬券を買う人の気持ちがよく分かる」というのがその理由だろう。本音をぶつけてくれるのも納得だ。

 「簡単に人気馬に勝たれてもおもしろくないでしょ?」。

 “その言葉に乗りたい”と思わせてくれるプロフェッショナルだ。

※井上記者のコラムは今回が最終回となります。3ヶ月間のご愛読ありがとうございました。


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