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コラム

2011/05/13  井上 達也(デイリー)「トレジャーハンター」

馬券が買えなくてもいいじゃないか!

ヒルノダムールが日本競馬界の悲願を達成する!?

 旬のネタだから放っておくことはできなかった。同じ人物が続けて登場するのは避けよう。そう思っていた当コラムだが、先週に引き続き、昆調教師の話題に触れたい。12日、天皇賞・春を制したヒルノダムールの宝塚記念見送りと秋のプランが発表された。デイリースポーツ紙上でも伝えたが、この場を借りて補足したい。

 天皇賞・春のレース後、昆師からは「宝塚記念はおそらく使わない。秋は凱旋門賞。いい状態のときに行かないと意味がないからね。来年はドバイシーマククラシックも予定している」というビッグプランが発表された。宝塚記念については「天皇賞・春をピークに仕上げたし、もったいないと思われるぐらいで休ませないと秋につながらないから」と理由を説明した。賢明の見送りだ。

 秋のプランに関しては日を追うごとに変化が起こっていた。「凱旋門賞は来年でもいいかなって思うんですよ」。どうして? と思ったが、続く言葉を聞けば納得だ。「オーナーはこんないい馬を持ったことがないでしょう? だからJRA賞の壇上を経験させてあげたいんですよ」。トレーナーらしい気遣いだ。「それにね、天皇賞馬として国内で勝負したいって思いもある。海外で走っても日本のファンは馬券を買えないから。国内の競馬を盛り上げるのも私たち調教師の責務だと思う」。夢を追うか、否か。判断に悩むのも当然だった。

 凱旋門賞か? それとも国内専念か? オーナーと会談した昆師は「同時進行で調整しながら決めたい。現地の受け入れ厩舎など、全部クリアすれば8月には出発し、長期滞在の予定。それがかなわなければ、国内(札幌記念→天皇賞・秋→JC→有馬記念)」という結論を導き出した。過去に、凱旋門賞を予定していたディープスカイが故障によって断念することになった経緯もあるから、トレーナー自身も凱旋門への思いは強い。「ダムールはローレルゲレイロの丈夫さとディープスカイの切れ味を備えている。そして、2頭を上回る器用さがある。馬場を問わないし、掛からない。ヨーロッパ特有の消耗戦に向いている」。フランスが誇るスタミナ自慢のジェントゥーが天皇賞(春)が9着に敗れたことから、天皇賞馬が凱旋門に出走すれば現地でも注目されることだろう。

 「ただ、行く以上は下手な競馬もできない。2着じゃ意味がない」。7月中には秋のプランに結論が出るだろう。個人的にはヴィクトワールピサVSヒルノダムールの日本が誇る4歳馬対決を凱旋門賞で見てみたいというのが本音。そこにエイシンフラッシュも参戦すればさらに盛り上がるだろう。そんな夢が見られるなら、馬券を買えなくても構わない。


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