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コラム

2012/04/06  『うまカレ』所属現役大学生「競馬学概論」

【競馬学概論】クラシック開幕!桜花賞をデータで徹底分析!

真っ先に名前が挙がったのは昨年の2歳女王ジョワドヴィーヴル。2つ目のタイトル奪取なるか!?

こんにちは、共同通信杯以来、2回目の登場となります、明治大学競馬サークルTurfisteの高橋です。前回書かせて頂いた共同通信杯では注目馬が1、2、4、5着、消し馬が3着に来てしまうという苦しい結果だっただけに、今回は前回の雪辱を果たすような予想になればと思いながら、書かせていただいています。

4月は各方面で始まりの時期ということで、競馬界でもクラシックロードが開幕します。ということで今回取り扱うレースは牝馬クラシック第一弾、GI桜花賞とします。例年より桜の開花が遅いようですが、今年も桜が咲き誇る中での熱戦に期待したいところです。

それでは早速、阪神競馬場改修後の2007年からの桜花賞5年間のデータに見られる傾向や、各馬のこれまでのレース内容を中心にこの桜花賞を分析していきましょう。

まず最初に、臨戦過程の話から。前走についてのデータから触れます。以下、前走レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率の順で並んでいます。

チューリップ賞 【3.1.2.12/18】 16.7% 22.2% 33.3%
エルフィンS 【1.1.0.0/2】 50.0% 100.0% 100.0%
フィリーズR 【1.0.0.26/27】 3.7% 3.7% 3.7%
クイーンC 【0.2.1.8/11】 0.0% 18.2% 27.3%
フラワーC 【0.1.1.6/ 8】 0.0% 12.5% 25.0%
アネモネS 【0.0.1.9/10】 0.0% 0.0% 10.0%

となっています。エルフィンS組はサンプルが少ないため何とも言えませんが、好成績です。中心視したいのは、桜花賞と同じ舞台で行われるチューリップ賞組。また、2歳時に同じ舞台で行われる阪神JFとも関連性があり、最近でも2008年の阪神JF勝ち馬ブエナビスタがチューリップ賞、桜花賞を連勝。2009年からはアパパネがチューリップ賞2着、桜花賞1着。桜花賞出走はならなかったものの2010年はレーヴディソールがチューリップ賞1着ということで、阪神JFとチューリップ賞で好走してきた馬を中心に考えるのがベストでしょう。逆にフィリーズレビュー組やアネモネS組は本番では成績が今一つ。割引が必要でしょうか。

次は枠順についてのデータです。以下、枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率の順で並んでいます。

1枠 【0.0.0.10/10】 0.0% 0.0% 0.0%
2枠 【0.0.1. 9/10】 0.0% 0.0% 10.0%
3枠 【0.0.0.10/10】 0.0% 0.0% 0.0%
4枠 【1.1.0. 7/ 9】 11.1% 22.2% 22.2%
5枠 【2.0.0. 8/10】 20.0% 20.0% 20.0%
6枠 【0.0.1. 9/10】 0.0% 0.0% 10.0%
7枠 【1.1.2.11/15】 6.7% 13.3% 26.7%
8枠 【1.3.1.10/15】 6.7% 26.7% 33.3%

阪神開催も終盤に差し掛かり、馬場の内側は荒れ気味で外枠が有利のようです。1?3枠の成績が悪く、連対馬は全て4枠?8枠から出ています。脚質で言えば、このコース自体は逃げ馬や先行馬も馬券になるのですが、桜花賞に関しては逃げ馬が活躍せず、外枠の中団や後方に控えた馬が好走しています。

血統に関しては、近5年の桜花賞で馬券になった馬の父はほとんど被っていないためなかなか傾向がつかめませんが、母父がCaerleonの馬は5年間で3頭出走し、すべて馬券に絡んでいます。

それではここからデータを踏まえた上で注目馬を挙げていきます。

ジョワドヴィーヴル
半姉ブエナビスタとの姉妹制覇の期待が掛かるジョワドヴィーヴルですが、前走のチューリップ賞では1番人気を裏切る形になってしまいました。しかし、キャリア2戦目にして阪神JFを勝っていることや、ローテーション、外枠、脚質、そして姉ブエナビスタ同様母父Caerleonということで、近年の好走傾向に合致しています。一叩きして臨む今回は大本命の一頭だと思っています。

ジェンティルドンナ
前々走のシンザン記念で牡馬相手に勝利している実力があり、また、近年のシンザン記念で馬券に絡んだ牝馬はマルセリーナとダイワスカーレットという歴代の桜花賞馬ということからも注目です。中間に熱発を発症していた前走チューリップ賞で本調子ではない中4着にきていることを考えれば、上積みも大きいはずで、枠も悪くないことから好勝負可能でしょう。

アイムユアーズ
前走のフィリーズレビューは、先行した馬に苦しい展開であったにもかかわらず、先行抜け出しで快勝しているところを見ると、実力は申し分なさそうです。フィリーズレビュー組の成績は振るいませんが、阪神JFで2着に来ているため、同じ舞台の今回軽視はできません。

サウンドオブハート
実績のない紅梅ステークスからの臨戦と、疑問の残るローテーションではありますが、それで嫌われるなら逆に美味しいかもしれません。阪神JFで3着に来ていることや、母父Caerleonというのも魅力的で、調教もしっかり動いていてこの外目の枠なら侮れないはずです。

サンシャイン
内枠に入ってしまったのはマイナスだと思いますが、エルフィンS組はサンプルが少ないものの魅力ありでしょう。2010年に人気薄で3着に入ったエーシンリターンズもエルフィンSを経由して本番に向かっていることから、簡単には切れません。前々走の大敗も出遅れて前残りの展開にハマったのが敗因でしたし、ハーツクライ産駒はこのコースで連対率30%と相性が良く、今回、不気味な存在の一頭になると思います。

最後に条件に合わず、消したい馬を1頭挙げます。

パララサルー
これまで連対率100%、そして2?3歳戦重賞に強いディープインパクト産駒ということで人気しそうですが、成績不振のアネモネS組で内枠を引いており、調教も動かず、馬体も減らしているため馬券の対象からは外したいところです。

まとめ
注目馬 ジョワドヴィーヴル、ジェンティルドンナ、アイムユアーズ、サウンドオブハート、サンシャイン
消し馬 パララサルー


さて、うまカレでは、様々なコンテンツを通じて皆さまに競馬の面白さ&楽しさを伝えていきます。そのコンテンツのひとつ『うまゼミ!!』を土曜18:30からニコニコ生放送にて放送しています。次回放送は皐月賞前日の4月14日です。ぜひご覧ください! (明治大学競馬サークルTurfiste  高橋 佳裕)


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