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コラム

2012/02/10  『うまカレ』所属現役大学生「競馬学概論」

【競馬学概論】3歳牡馬の登竜門レースにうまカレ期待の男が挑む!

能力は現3歳世代で抜けているディープブリランテ。ここでも好走必死!

こんにちは、そして皆様初めまして。 今回第29講の競馬学概論を担当させていただく明治大学競馬サークルTurfisteの高橋佳裕と申します。

先週は注目馬にガルボ、ヒットジャポットが挙がり、先々週はトウショウカズンが注目馬に挙がるなど、東京開催好調の競馬学概論。その勢いに乗って今週も切れのある予想ができればと思います。私は過去のデータや前走内容、レースの展開を踏まえながら講義を進めていきますので、どうぞよろしくお願いします。実は今回が初めての競馬学概論担当ということで、緊張から指を震わせながらキーボードを打っている最中でもあります(笑)

さて、春にクラシックを迎える3歳馬にとって重要なステップの1つである共同通信杯ですが、ここまでの現3歳世代の重賞のうち、東京スポーツ杯2歳Sから阪神JF、ラジオNIKKEI杯2歳S、シンザン記念、京成杯、きさらぎ賞と、朝日杯とフェアリーSを除く近6レースの勝ち馬がすべてディープインパクト産駒という状態です。先週のきさらぎ賞では1?3着馬がすべてディープインパクト産駒ということで、この共同通信杯でもディープインパクト産駒が注目を浴びると共に、人気となることでしょう。

その中でも、前走東京スポーツ杯2歳Sを圧勝したディープブリランテは現3歳世代の中でも特に大物とされており、クラシックの主役を担う馬と期待されています。当然今回も人気となるでしょう。とはいえ明け3歳ということで、この馬も含め、どんな馬にも多少は不安があると思います。

以上のことを踏まえ、各馬について触れていこうと思います。

まずは、このレースの過去10年の勝ち馬のうち、8頭が前走オープン以上のレースということで、重賞実績のあるディープブリランテとゴールドシップの2頭から話を進めていきます。

☆ディープブリランテ
前走の東スポ杯2歳Sでは、重い馬場に加えて道中掛かり通しという状況の中、2着に3馬身差をつける圧巻のパフォーマンスで快勝。圧倒的な能力があり、3歳世代の他馬とはモノが違うと思わせるレース振りから、ここでも高い評価が必要だと思います。
また、これまでのディープインパクト産駒の東京芝1800mの成績が、39戦8勝、勝率20.5%と高い数字となっていることも追い風でしょう。
しかし、昨年の共同通信杯ではディープインパクト産駒は4頭出走し、3,6,8,9着とあまりいい成績を残せませんでした。また、キャリア2戦の馬はこのレースで今まで勝利したことがないというデータや、タフなレースとなった前走の影響、そして若干の調整不足という点でも不安が残ります。
それでも能力は現3歳世代で抜けており、2世代目のディープ産駒は初年度とは一味違うことから、このレースでも好走必至ではないでしょうか。

☆ゴールドシップ
本馬のこれまでの実績は申し分なく、札幌2歳SとラジオNIKKEI杯2歳Sで連続の2着と重賞戦線で好走を続けています。
また、共同通信杯の過去10年のキャリア4戦の馬の成績が 【5.2.3.15】勝率20.0% 連対率28.0% 複勝率40.0%であることも、この馬にとって追い風となるでしょう。
ここ2戦の内容はスタートで後手を踏みながら、終い良い脚を使い追い込んでの2着というもので、今回直線の長い東京コースに変わるのもプラスだと考えられます。
過去のこのレースで、4コーナーの位置取りが10番手以下の馬はなかなか好成績を出せていないというデータもありますが、前走のようにまくっていける脚の使い方ができる点から、そこまで問題無いと考えます。
また、昨年のクラシックの舞台で大活躍だったオルフェーヴルと父と母父が同じという配合でもあり、ここをステップにオルフェーヴルのようにクラシックで活躍できる馬だと思っています。

それではここで、先週の東京新聞杯を思い出してみてください。
1,2着馬の4コーナーでの位置は3番手、1番手となっており、4コーナー12番手にいた馬が3着になりましたが、2着馬との差は大きいものでした。馬場は先週ほど前残りではないと思いますが、まだまだ逃げ、先行馬がそれなりに粘り込める馬場である可能性は低くないでしょう。
また、今回は逃げ馬不在でややスローペースとなりそうなことから、ますます逃げ、先行馬にもチャンスが回ってくると思います。そこで、今回展開面のアシストもあり好走のできそうな2頭を挙げていきます。

コスモオオゾラ
2走前の東京コースで2番手追走から押し切った先行力と、前走の葉牡丹賞で不良馬場の中、中団やや前目から上がり最速の脚を繰り出して快勝するなど、レース振りに幅があることは好感です。ここも前目につけて良い脚を使ってくると思われ、この馬もキャリア4戦ということを考えれば、今回十分好勝負に持っていけるはずです。

ストローハット
この馬は、今まで先行するというより中団に付けるレース振り。ただ、今回は逃げ馬がいないことから、出走頭数の少ない今回はいつもより少し前につけることになると思います。
距離短縮されることや休み明け叩き2戦目となる点もプラス材料でしょう。
また2009年からのフジキセキ産駒のこのコースでの成績が【8.8.0.39】勝率14.5%連対率29.1% 複勝率29.1%と好成績であることから、今回積極的に狙ってみたい1頭と言えます。

最後に、自分が危険と考えている馬を一頭挙げさせてもらいます。

スピルバーグ
ディープインパクト産駒の良血馬であり、同日の京都記念での兄トーセンラーとの史上初の同日重賞制覇も掛かっている為、ある程度人気になることが予想されますが、私は快挙達成とはならないと考えています。
ディープブリランテ同様キャリアが2戦と浅く、前走スタートで後手を踏み4コーナーを10番手で通過し勝ち切れなかったこと、そしてゴールドシップのところで触れた、4コーナーで10番手以下の場合好成績が出せていないということも考えると、人気ほど期待はできないと思います。


まとめ
注目馬…ディープブリランテ、ゴールドシップ、コスモオオゾラ、ストローハット
消し馬…スピルバーグ

さて、うまカレは様々な視点やコンテンツを通じて、競馬の素晴らしさや面白さを伝えていきます。来週以降もよろしくお願いします。(明治大学Turfiste  高橋 佳裕)


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