2012/03/22　 竹中昇(研究ニュース)「栗東TM・時計班の調教診断」

【栗東・調教注目馬】重賞初挑戦でも楽しみな逸材　など厳選6頭！

■マーベラスルビー（土曜阪神4R・3歳未勝利）
栗東　坂路　良　強め
54.7-40.6-26.7-13.4
21日、坂路コースで鞍上の意のまま大きなストライドで駆け上がり、最後まで余裕を残した手応えで伸びた。牝馬らしからぬ重厚で迫力満点の動きで、タイムも文句なし。

■ツヨイキモチ（土曜中京7R・4歳上500万下)
栗東　DP　良　馬なり
64.4-50.1-36.6-11.3
21日、Pコースで5ハロン手前から大きなストライドで進む。道中ペースが速くなっても、鞍上は終始持ったままで、鋭い脚力を保ってフィニッシュ。時計の出やすい馬場だったとはいえ、上記のタイムなら非の打ち所なし。

■ダノンフェニックス（土曜阪神8R・4歳上500万下)
栗東　CW　良　馬なり
77.9-61.5-48.0-35.6-12.3
CWコースで後方からの僚馬を迎撃。リードがあったとは言え必死に追いすがるパートナーを持ったままで寄せつけず、リードを保って堂々の先着は立派。調教では目立たないタイプで、上記の時計なら大威張りできる。調教の良さがレースに結びつけば変わり身は必至だ。

■ザグレース（日曜中京4R・3歳未勝利）
栗東　CW　良　一杯
84.5-68.3-53.4-39.3-12.6
CWコースで4角あたりから先行していた2頭の真ん中に突っ込み、そのうちの1頭マルセリーナと直線半ばから激しい追い比べを展開。脚色では見劣ったが懸命に食らいつき、クビ差まで迫ってのフィニッシュと潜在能力の高さをアピールした。タイムも別掲の通り上々だ。

■サウンドバリアー（日曜阪神10R・心斎橋S)
栗東　坂路　良　強め
55.1-40.4-26.3-13.1
力強くチップを蹴散らし登坂。坂上あたりから徐々にピッチを上げ、ラスト1ハロンから気合を付けられると、鋭い脚勢で絶妙の伸び。前走時を上回る動きを見せた。

■アイファーソング（日曜中山11R・マーチS)
栗東　DP　良　馬なり
77.9-61.5-48.0-35.6-12.3
調教駆けするタイプながら、21日の追い切りは序盤からハイラップを刻んでもスピードが一向に衰えず、持ったままで上記タイムをマークする好内容だった。ひと頃に比べると気性面での成長が著しく、重賞のここでも楽しみな逸材。


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