2012/04/18 山下 貴志(編集部)「POG負け組からの脱出」
【POG】ジャンポケとるならやっぱり角居厩舎
今回採り上げる種牡馬はジャングルポケット。GI馬も多く輩出しており、一発も秘める種牡馬だ。それではまず厩舎別成績から見ていこう。データ対象としたのは07年以降の2、3歳戦。数字は着度数、勝率、複勝率、1走あたりの獲得賞金(万円)となっている。
角居 【13.6.4.16】 33.3% 59.0% 1088
久保田 【6.4.7.19】 16.7% 47.2% 164
松田国 【5.8.8.20】 12.2% 51.2% 279
音無 【5.2.8.14】 17.2% 51.7% 576
吉田 【4.4.6.24】 10.5% 36.8% 126
下位では池江厩舎が【3.1.0.1】と好成績であったが、これはトーセンジョーダン1頭のみでの成績。下位で好走率が目立つ厩舎はなく、それをふまえるとやはり角居厩舎の成績はズバ抜けている。内訳としても管理馬7頭のうち、6頭が勝ち上がり、そのうち5頭が2勝以上を挙げているし、トーセンキャプテン、トールポピー、アヴェンチュラなどの重賞活躍馬を輩出しており、ホームランも狙える厩舎といえるだろう。続いてオーナー別の上位成績。
サンデーR 【11.12.10.43】 14.5% 43.4% 235
社台RH 【11.7.5.15】 28.9% 60.5% 641
キャロット 【10.13.9.44】 13.2% 42.1% 483
島川隆哉 【8.6.1.26】 19.5% 36.6% 316
岡田牧雄 【5.4.3.28】 12.5% 30.0% 131
トールポピー、アヴェンチュラらがいるようにキャロットと角居厩舎の相性がいいが、1、2位のクラブに関しては、サンデーRで角居厩舎という例はなく、社台RHでは同厩舎該当馬はテイラーバートン1頭のみ。この傾向を踏まえると、角居厩舎のジャングルポケット産駒をとるならキャロットの所属馬から、角居厩舎以外から同産駒をとるならサンデーR、社台RHから、というのがベターのようだ。特に社台RHは好走率としてもなかなか高い数字をマークしており、POG的にはここが狙い目だろう。ちなみに前述のキャロット2頭の全妹アドマイヤサンデーの10が2歳にいるのだが、笹田厩舎の所属となっている。ここをどう見るかだろう。
母父に関しては当然ながらサンデーサイレンスがトップ。データ中のジャンポケ産駒196勝のうち、54勝がこの配合でのものであった。ただ、勝率としては10.9%くらいのもので、当たりが引きやすいとうわけではない。違う母父を攻めるとすればビゼンニシキがおもしろそう。かなりマニアックなチョイスになったが、着度数は【3.2.3.5】で該当馬3頭がすべて勝ち上がっていた。あまりにマニアックすぎて、今年の2歳に該当馬がいないのが残念だが(苦笑)、来年以降に向けておぼえておきたい。
今年も使えるジャンポケ産駒データとしては、セレクトセール出身馬が好成績だ。産駒全体の勝率が7.8%なのに対し、同セール出身のジャンポケ産駒の勝率は14.8%と倍近くになる。該当2歳馬からはクロノロジストの10(馬名アドマイヤゼファーを予定)をプッシュしておこう。友道厩舎入厩予定で札幌デビューを目標に進められている。
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