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コラム

2012/02/08  山下 貴志(編集部)「POG負け組からの脱出」

【POG】故障がちのタキオン産駒は出走回数が大事?

今年の3歳世代ではグランデッツァが有力なアグネスタキオン産駒

今週も種牡馬別のデータ考察。アグネスタキオンを採り上げることにする。09年6月に急性心不全で急死したため、今年の2歳デビューとなる10年産駒がラストクロップとなる。POGファンにも親しまれたタキオンだけに、最後に当たりをつかみたいと思っている方も多いのではないだろうか。まずは厩舎別上位成績でデータ対象としたのは07年以降の2、3歳戦。数字は着度数、勝率、複勝率、1走あたりの獲得賞金(万円)となっている。

藤原英 【22.16.9.46】 23.7% 50.5% 478
堀   【13.10.5.27】 23.6% 50.9% 360
長浜  【13.7.5.52】 16.9% 32.5% 293
松田博 【13.7.5.29】 24.1% 46.3% 699
橋口  【12.7.8.24】 23.5% 52.9% 394

昆   【8.4.2.19】 24.2% 42.4% 1171
松山康 【8.3.4.6】 38.1% 71.4% 488
森   【6.0.2.12】 30.0% 40.0% 943

上位5厩舎はご覧の通り。その他から3厩舎をピックアップしてみたが、昆厩舎は獲得賞金が高く、松山康厩舎は好走率が高い。森厩舎は好走率、獲得賞金ともに好成績となっている。昆厩舎はディープスカイ、森厩舎はキャプテントゥーレといったGI馬の成績が含まれているので、そのあたりは調整が必要かもしれない。上位5厩舎については、数字を比較すると長浜厩舎の勝率がやや落ちるのが気になるかもしれないが、この厩舎については出走数全体が多いことを逆に評価したいところ。アグネスタキオン産駒はどうしても故障がつきまとうだけに、いかにレースを使えているかが重要と考えるからだ。ちなみに上位5厩舎それぞれの1頭あたりの平均出走回数を挙げておくと、藤原英4.4回、堀3.4回、長浜4.5回、松田博4.2回、橋口5.1回となっている。この視点でいけば橋口厩舎がおすすめということになるだろうか。参考までにランク外からは二ノ宮厩舎の4.7回が比較的高い数字だった。続いてオーナー別の上位成績。

社台RH  【39.23.25.109】 19.9% 44.4% 390
サンデーR 【16.5.8.46】 21.3% 38.7% 391
キャロット 【9.11.7.51】 11.5% 34.6% 118
近藤利一  【9.2.1.11】 39.1% 52.2% 1192
東京HR  【8.11.7.17】 18.6% 60.5% 354

大城敬三  【8.3.1.12】 33.8% 50.0% 1462
深見敏男  【6.4.1.3】 42.9% 78.6% 2627

社台系クラブ馬主が上位に入り、目立って特徴的なところはないが、近藤利一氏の好走率と獲得賞金は優秀といえそう。アドマイヤオーラ、アドマイヤコマンドと複数の重賞勝ち馬を出している内訳だ。参考として好走率、獲得賞金のいい2オーナーを挙げておいたが、大城敬三氏はダイワスカーレット、深見敏男オーナーはディープスカイとそれぞれ突出馬がいての成績なので、過度の信頼は禁物だろうか。

最後に小ネタのデータ。タキオン産駒全体の勝率13.0%、複勝率34.4%、獲得賞金213万円と比較すると、芦毛馬の成績が勝率20.0%、複勝率36.3%、獲得賞金501万円と好成績だった。また、生産者別ではダーレー・ジャパン・ファームの勝率20.7%、複勝率44.8%、獲得賞金315万円が優秀。今年の2歳ではアーキオロジーの10、ファーザの10などがいるのでチェックしておきたい。


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