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コラム

2012/02/01  山下 貴志(編集部)「POG負け組からの脱出」

【POG】シンボリクリスエスは母父サンデーより○○

アルフレードが朝日杯FSを勝ち、シンボリクリスエス産駒として初の芝GI制覇となった。

ひっそりと連載100回目を迎えた当コラム。あまり人気のないコラムではあるが、読んでくださる一部のマニアックな読者には感謝するばかりだ。今後もご愛顧を。それでは今週も種牡馬別のデータ考察をしていこう。今回は昨年の最優秀2歳牡馬アルフレードを輩出したシンボリクリスエスだ。かつては良血の割りにPOGで走らない印象もあったが、現3歳世代はアルフレードを含め、すでに7頭のオープン馬を出しており、上昇傾向にある。まずは厩舎別上位成績から。データ対象は07年以降の2、3歳戦。数字は着度数、勝率、複勝率、1走あたりの獲得賞金(万円)となっている。

藤沢和 【19.13.9.63】 18.3% 39.4% 169
石坂  【10.7.5.37】 16.9% 37.3% 188
国枝  【9.3.9.24】 20.0% 46.7% 181
萩原  【8.6.6.20】 20.0% 50.0% 187
池江  【8.4.7.20】 20.5% 48.7% 233

シンボリクリスエスを現役時代に管理していた藤沢和厩舎はやはり積極的に馬集めをしているのか、多く勝ち星を挙げている。ただ、全体の管理頭数が多く、好走率という点ではさほど下位の厩舎と変わらない。好走率でいえば、ランク外から大江原【7.4.4.10】、堀【6.2.4.10】、手塚【8.4.3.20】の成績が目立つ。手塚厩舎はアルフレードの3勝以外にも勝ち馬を出していて、信頼できそうだし、堀厩舎はアリゼオなどの活躍もあり、獲得賞金が620万円と高い。また、大江原厩舎は生産者「佐々木康治」氏のオリエンタルヨーク、リーサムダイチ兄弟で【3.1.3.6】という好成績。目立たないものの、ここは好走ラインと見ていいだろう。続いてオーナー別上位成績。

社台RH  【26.19.21.82】 17.6% 44.6% 311
サンデーR 【22.23.32.108】 11.9% 41.6% 182
キャロット 【17.17.12.68】 14.9% 40.4% 217
吉田照哉  【11.9.11.34】 16.9% 47.7% 245
里見治   【8.3.8.24】 18.6% 44.2% 179

社台系のオーナーが並び、さほど特徴的な傾向はない。社台RHの馬を指名しておけば、比較的当たりをつかみやすいといったところか。他の好走率の高いところではダノックス【5.2.1.18】、金子真人HD【4.2.3.10】、猪熊広次【4.1.1.10】、ビスティーズホースユニオン【3.3.1.3】などが目立つところだ。ちなみに高嶋哲氏は【4.0.0.1】とスバ抜けているが、これはサクセスブロッケン1頭による成績なので、参考程度に見ておこう。

最後に、POGファンの多くが気になっている母父サンデーサイレンスでの成績を見ておこう。産駒数が非常に多いため、着度数は省略するが、勝率10.2%、複勝率33.4%という成績だった。シンボリクリスエス産駒全体成績が勝率9.0%、複勝率27.8%なので、抜けていい成績というわけではない。母父サンデーの狙いどころとしては、厩舎別でいうと藤原英【5.5.0.3】、角居【4.4.0.5】、大久保龍【3.2.0.6】あたりだろうか。また、母父サンデーのセール出身馬は落札額に割りと比例して活躍しており、特に5000?7000万円の価格帯が【5.6.4.9】と成績が良かった。このあたりは繁殖の質を反映しているといえそうだ。ちなみに母父サンデーよりも狙える母父を探したところ、母父Fairy Kingが勝率38.9%、複勝率61.1%と抜群の成績だった。該当馬ソーマジック、サトノエンペラー、ダームドゥラックはすべてPOG期間内に2勝以上を挙げているのでほぼ丸ハズレなし。母父で狙うならサンデーよりむしろこちらだろう。


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