UMAJIN.net

スマートフォンアプリ

UMAJIN.netのスマートフォンアプリが登場!

バナーをクリックして、リンク先よりお持ちのスマートフォンにダウンロードしてください。
タブレット端末にも対応しております。

iOS端末の方はこちら

app store

Android端末の方はこちら

google play
馬市ドットコム
相川牧場採用情報

コラム

2012/01/25  山下 貴志(編集部)「POG負け組からの脱出」

【POG】ハーツ産駒はやはり社台RH&橋口

社台RHで橋口厩舎のハーツ産駒といえばリフトザウイングス

先週はディープインパクト産駒のデータを紹介したが、今週採り上げるのはハーツクライ。現役時代、国内では唯一ディープに先着した馬で、種牡馬としても同じ年に初年度産駒がデビューとなり、ライバルとして比較されることも多かった。初年度産駒以降はPOGでの人気が下降気味の印象だが、産駒のウインバリアシオンがダービー2着など、実績は残している。それではまず厩舎別の上位成績を見ていこう。データ対象としたのは産駒デビュー以降の2、3歳限定戦。数字は着度数、勝率、複勝率、1走あたりの獲得賞金額(万円)となっている。

橋口  【8.7.5.44】 12.5% 31.3% 163
戸田  【4.4.5.14】 14.8% 48.1% 178
松永昌 【3.3.0.3】 33.3% 66.7% 2385
荒川  【3.1.2.14】 15.0% 30.0% 180
松元  【3.0.0.15】 16.7% 16.7% 101

現役時代に管理していた橋口師がハーツクライ産駒の思い入れがあるのは当然のことで、やはり預かっている頭数も勝ち鞍も多い。ただ、勝率や獲得賞金などは特に抜けた数字ではなく、得意にしているかというと、そうではなさそう。3位の松永昌厩舎は全てウインバリアシオンでの成績なので、鵜呑みにはできない数字。また、ランキング外でのピックアップは萩原厩舎の【2.0.1.3】、勝率33.3%、複勝率50%、獲得賞金274万円くらいか。いずれにしてもディープよりここまでの産駒数が少ないので、参考程度として見たほうがよさそうだ。ちなみに美浦と栗東の比較では美浦が勝率10.3%、獲得賞金118万円、栗東が勝率10.7%、獲得賞金206万円となっていた。勝率はほぼ五分でも賞金は倍近い差なので、やはりPOG的には栗東だろうか。続いてオーナー別の上位成績。

社台RH  【9.10.8.34】 14.8 44.3 232
ウイン  【5.3.0.9】 29.4 47.1 1327
サンデーR 【4.2.2.12】 20.0 40.0 161
青山洋一 【3.2.1.4】 30.0 60.0 331
鶴田鈴子 【3.1.2.2】 37.5 75.0 451

サンプル数の多さを加味しても、やはり社台RHが信頼できそう。ウインの好成績はもちろんウインバリアシオンの影響が大きいが、こちらは計3頭によるデータ。ウインのハーツ産駒はバリアシオンだけではないとつけ加えておきたい。一方、鶴田鈴子オーナーのデータはツルマルレオン1頭による成績となっているので、こちらは参考程度にしておいたほうがよさそうだ。その他のオーナーではダノックスが注目だろうか。所有頭数も個人馬主としては比較的多く、【2.9.5.19】という成績。頭数が多いということはオーナーがそれだけハーツ産駒に魅力を感じているのだろう。ただ、複勝率は高いが、勝率はやや低め。ダノンのハーツ産駒を指名している方はなかなか勝ちきれないことを痛感しているのではないだろうか。

最後に小ネタのデータを紹介。ハーツ産駒の母父別上位成績を調べたところ、1?10位まで、ミスプロ系とノーザンダンサー系で占められており、1位Kingmambo、5位アフリート、7位ノーザンテースト、8位ジェイドロバリーを除いた10頭中6頭の種牡馬が海外種牡馬、いわゆる横文字表記でのノーザンダンサー系となっていた。母父も重視する血統派は気にしておいたほうがいいかもしれない。また、出走月別成績で7?9月の成績が勝率15.9%、複勝率40.5%と他シーズンをリードしており、ハーツ産駒は比較的早い時期で活躍する傾向もある。この点ではPOG向きといえそうだ。


馬三郎・弥永TMなど充実の[UMAJIN.netコラム]一覧はこちら!
橋口師の悲願「ハーツクライの仔でダービーへ」
ハーツクライ産駒はこちらで検索

シェア

PAGE TOP