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コラム

2011/06/06  棚井 伸一郎「トレセン放浪記」

【トレセン放浪記】増える鼻出血とその背景(2)

馬も人も基本は運動量に対するバランスの良い食事が大切

 前回のコラムでも書かせてもらったように、頻発すると競走生命にも影響を及ぼすとされる“運動誘発性”鼻出血。これが最近増加している原因のひとつに“飼料”が挙げられます。

 これまで日本では燕麦が飼料の中心でしたが、馬に必要な栄養素だけを補える配合飼料や様々なサプリメントなど、最近は競走馬の食生活も欧米化が進んでいると以前このコラムでも紹介させていただきました。配合飼料やサプリメントは栄養価が計算でき、バランス良く摂取できるという優れもの。実際に調教師の方々も「筋肉をつけて馬体を張らせるためには、やはりカロリーの高い飼料を与えた方が効果は大きい」と言います。

 しかし、高カロリーで濃厚な飼料は、筋肉を鍛えて張りのある馬体をつくるためには効果がある一方で、競走生命に影響を及ぼす運動誘発性鼻出血の危険性を含むとされているのです。

 シーザスターズをはじめ、シンダーやアザムールなどの名馬を育て、A・オブライエンとともにアイルランドのトップトレーナーとして活躍するJ・オックス師は、自らの管理馬に与える飼料に関して、カロリーと深く結び付く、たんぱく質の含有量に注意しています。

 師によると「必要以上のたんぱく質を摂取すると、体が硬くなって故障の原因となる可能性が高くなる」とのこと。人間でもメタボリックシンドロームという言葉がありますが、栄養の過剰摂取は体に悪いものです。馬の場合も同じで、鼻出血以外にもさまざまな弊害を生む可能性があるということなのです。

 もちろん日本の調教師の方々も、そんな飼料による弊害・リスクを把握しており「諸刃の刃」だと話します。栄養のある飼料を与えて鍛えなければ勝てない。とはいえ、与えすぎると血管・内蔵へ負荷がかかり鼻出血などの弊害を生む。現在の競馬では馬のカロリー計算も当たり前の時代になっていますが、馬も人も基本は運動量に対するバランスの良い食事を摂るということが、なにより大切なのでしょう。


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