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コラム

2012/04/16  棚井 伸一郎「トレセン放浪記」

【トレセン放浪記】2歳戦のスタート時期に疑問の声

頭数、馬齢も大切かもしれませんが、より白熱したレースが繰り広げられることこそが、売上にとって大切なのではないでしょうか。

例年、第3回東京開催終了後、福島、阪神、そして函館開催から始まる2歳新馬戦が、今年は日本ダービー終了翌週から開始されます。

これに伴い、トレセンでも2歳馬を示す緑ゼッケンが多く見受けられ、やはり例年よりも全体的に入厩が早まっているようです。

新聞、雑誌など、各メディアも、人気のPOG特集に向けて早めの対応が迫られています。

この新馬戦前倒しという策には、JRAの“ある思惑”があると言われます。

まずひとつめは、以前より標榜している“ダービーからダービー”というサイクルを確立するため。

ダービーが終わったら、そこから次の世代たちのダービーへ向けての戦いが始まるべきである、ということのようです。

それに伴い、3歳秋の福島開催まで行われていた未勝利戦を繰り上げる策が採られました。

このとき、オーナーサイドや厩舎サイドから「晩成タイプ」への配慮に関して指摘を受けたようですが、地方競馬で条件を満たした後に再入厩が認められる制度で対応できるという見解を示しています。

再入厩を認めることで、晩成の馬たちにも門戸を開いていますというアピールはしているものの「自分たちのサイクルに対応できない馬は、JRAの馬場で走ってもらっては困ります」と、いうことなのです。

しかも、現在では再入厩の馬たちに対して、手当を減額するなどの差別化が計られています。

つまり「所属馬の新陳代謝を促進したい」ということなのですが、JRAはそれこそが売上に密接に関わっていると説明しています。

売上が少ない未勝利戦のなかでも、秋の福島は特に低いということ。言葉は適切ではないかもしれませんが、能力の底が見えた馬たちの馬券は売れないということなのでしょう。

だから、2歳戦を早めることで売上を確保していきたいということなのですが、果たしてJRAが考えるように売上ダウンの歯止めとなるのでしょうか。

JRAの優秀な幹部の方々が公言する“フルゲートにすれば馬券は売れる”という政策共々、注目を集めています。


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