UMAJIN.net

スマートフォンアプリ

UMAJIN.netのスマートフォンアプリが登場!

バナーをクリックして、リンク先よりお持ちのスマートフォンにダウンロードしてください。
タブレット端末にも対応しております。

iOS端末の方はこちら

app store

Android端末の方はこちら

google play
馬市ドットコム
相川牧場採用情報

コラム

2012/02/27  吉岡 司「週刊・若駒総評」

【回顧】内有利の馬場状態に泣いたトゥザグローリー

GIII、GIIを連勝したフェデラリスト。今度はGIの舞台で活躍する姿をせひ見たい。

今年が第86回目になる中山記念。エイシンアポロンが筋肉痛で出走を辞退して11頭立てになったが、メンバー的にはハイレベルな一戦だった。

パドックでいつも通り馬体&気配をチェック。シルポートは相変わらず腹回りがボテッと映るが、これは体型的なもの。水平首で落ち着きがあるし、歩様もスムーズ。力を発揮できるデキだ。リアルインパクトのプラス10キロは肉眼では何ら気にならない。2人引きだが、内に闘志を秘めていてイラつくこともなく、パドックの評価としては良い。

そして、フェデラリストは首を使ってテンポのいい歩様。体にも柔らかみがあるし、蹄の踏みつけも力強い。申し分のないデキだった。レッドデイヴィスのプラス6キロは何ら気にならない。しっかりとした踏み込みでパドック評価は◎だ。そして、トゥザグローリーは体がマイナス6キロだったが、腹回りが引き締まってきたしトモのボリュームもたっぷり。気分良さそうに周回しているし、歩様にも伸びがあって体調面は良好だと思った。

ただ、パドックで好評価を与えたリアルインパクトは返し馬で手脚の出が悪く、全体的に動きが重かった。まだ8分程度の仕上がりではないかと感じた。同様にトゥザグローリーもパドックでは良かったのだが、返し馬では脚の長さばかりが目立っていてフットワークが大きい。しかもスナップを目一杯使うような力強さが見られなかったので、重馬場は決して上手くないと感じた。

さてレースの方だが、シルポートが絶妙のペースでじんわりと逃げて2着をキープ。勝ったフェデラリストは1コーナーでリアルインパクトの後ろに控えて脚を温存。4コーナーでも内を回り、前にいたフィフスペトルを直線内から追い抜き、坂を上がってからきっちりシルポートを捕らえた。ロスが全くない最高の競馬だった。

トゥザグローリーは返し馬での懸念が当たった形の10着。だが、それよりも上位5着までに入線した馬は向こう正面では全馬内ラチ沿いを通っていた馬ばかり。7Rのヘレナモルフォ、9Rのスーサングレートの逃げ切り勝ちを見てもわかるように、重適性というよりも内有利の馬場状態が大きく影響した一戦だったと言えるだろう。

とはいえ、内ラチ沿いを通った馬たちのなかでも、段違いの末脚を駆使したのがフェデラリスト。体質が弱く力を発揮できなかった時期もあったが、ここにきて完全に本格化した。未勝利からの4連勝はあっても、1000万から重賞の4連勝はなかなかできない芸当だけに、今後ますますこの馬の活躍が期待される。


★中山記念の結果ニュースはコチラ
【中山記念】フェデラリストが重賞2勝目 トゥザグローリー見せ場なく10着
★詳しいレース結果はコチラから
2月26日(日)中山11R 中山記念(GII)
★吉岡司をはじめ、プロの予想はコチラから
あなたの財布太らせます「プロの勝負馬券」
★吉岡司が勝ち上がった若駒をズバッと採点
勝ち上がり馬チェック「吉岡厩舎」

シェア

PAGE TOP