競馬サロン

調教ライター 西村武輝
108

新年あけましておめでとうございます。
月並みですが、今年2025年が皆さまにとってよき一年となりますようお祈り申し上げます。
そして「重賞深掘り隊」の一員としてよりよい一年とするべく、競馬に関する分析、診断、予想をさらにブラッシュアップさせていきたいと考えております。
そしてこのタイミングで申し訳ございませんが、自分含めた我々「重賞深掘り隊」がUMAJINさんの【競馬サロン】で予想を公開するのは今週の「中山金杯」「京都金杯」が最後となります。
今後は現在準備中の新サイト「UMADEMIA(ウマデミア)」でよりブラッシュアップした内容・予想をお届けしたいと考えておりますので、どうぞご期待ください。
なおフェアリーS週以降、「UMADEMIA」オープンまでの間は「UMADEMIA」公式X( https://x.com/umademia )にて追い切り情報や、重賞予想をお届けする予定ですのでフォロー、チェックをお忘れなくお願いいたします。
それでは予想に入っていくこととしましょう。
まずは同レース過去3年間の馬券対象馬9頭の調教傾向を見ていきます。
最終追いは坂路が6例、コースが3例。ただし2022年1着レッドガランの最終追いが「レース2日前の1月3日に坂路15-15」だったように、年末年始を挟んでの近いタイミングの最終追いは坂路で軽く済ますケースが多く、それが坂路組優勢となる要因でしょう。
9例すべてが中間にコースである程度の負荷を掛けられており、コース追いはマスト条件。
逆にコースオンリーだったのは2023年2着クリノプレミアムだけ。同馬はデビュー以来ほぼ一貫してコースオンリー調整を貫いており、ここでもそのルーティンを崩さなかったものでした。原則的には坂路、コース調整が望ましい。
なんにせよ年末年始を挟んでの変則日程とあってタテヨコの比較が難しく、あくまで傾向は参考程度に考えたほうがいいかもしれませんね。
以上を踏まえ「中山金杯」追い切り診断で【8点】【7点】と上位評価された馬を見ていきましょう。
■アルナシーム【7】
藤岡佑騎手騎乗 栗東CW単走 1週前のCWで強い負荷を掛け、年明け1月2日にCWで馬なり・単走の調整を行ったのが最終追い。1週前の負荷でガスが抜けたのか、鞍上としっかり折り合いラストはほぼ馬なりを保って馬場の真ん中をブレの少ないフォームで駆けている。中間はGI後を感じさせない順調さで、好仕上がりと言える。
■エアファンディタ【7】
助手騎乗 栗東坂路単走 やや重心が高くストライドもこぢんまりとはしているが活気十分の雰囲気で登坂。脚はしっかり溜まっており、ジワッとではあるが加速ラップで締めくくっている。1週前はCWで好時計を出せているし、前走で激走した反動は感じられず引き続き好調。
■カラテ【7】
松若騎手騎乗 栗東坂路併せ馬 1週前追いは軽い負荷だったが、年明け1月2日に準オープン馬を速いラップで追走する意欲的な調整を行い、手応え圧倒で4馬身の先着を果たした。前走時と比較し、素軽さがグンと向上しており明け9歳にして肉体面・精神面で衰えはまったくなし。いい状態で走れそう。
■ギャラクシーナイト【7】
助手騎乗 美浦ウッド併せ馬 2勝クラスを外で先導し、序盤はリズム重視でじっくり我慢を教える内容。直線入口からの併走では稽古駆けする相手の勢いにまったく怯まず、馬自ら気持ちを乗せて楽に反撃。馬なりを保って併入とした。体をグンと沈めて相手に対応できていたのは好感。前走大敗の悪いイメージは引きずっておらず、好気配にある。
■クリスマスパレード【7】
助手騎乗 美浦ウッド単走 1週前に強い負荷を掛けられており、最終追いは単走・終い重点の調整。外ラチ沿いへ誘導され、身体を伸び伸びと使って軽快な加速を示した。手前の変換はスムーズだったし、リフレッシュ効果で走るモチベーションがグンと高まっているような雰囲気。さっそく能力全開に期待できる。
■シンリョクカ【7】
木幡初騎手騎乗 美浦ウッド併せ馬 速いラップを刻む2頭を追走する意欲的な3頭併せ。気迫十分に直線手前で2頭に取り付いていき、直線そうそうに1頭は脱落。もう1頭との追い比べとなったが手応え圧倒でアオり、結局切れ勝ちして先着とした。中間の攻め気配も申し分なく、高いレベルで好調を維持だ。
■ホウオウビスケッツ【7】
助手騎乗 美浦ウッド併せ馬 3歳未勝利を10馬身ほど先に行かせて追走。ブレの少ないシャープなフォームを保ち、楽な手応えで直線手前あたりで取り付いていく。併走となった直線では貫禄十分の走りでアオり、軽く促されたラストで機敏に回転数を上げて半馬身抜け出してのフィニッシュとした。早い段階でこのレースを目標に設定し乗り込まれており、万全の状態に仕上がっている。
■ボーンディスウェイ【8】
木幡巧騎手騎乗 美浦ウッド単走 12月25日の1週前追いで強い負荷を掛けられたのが実質の最終追い。年明け2日にウッド単走、終い重点で微調整を行った。意識的に外へ誘導され、自分のリズムを崩さす進んでいく。折り合った分、ラストはしっかり弾けてまったくの馬なりを保ったまま1F11秒6をマークした。中間の併せ馬ではオープン馬2頭を圧倒する動きを見せているし、3カ月ぶりを感じさせない絶好の仕上がり。
■リカンカブール【7】
浜中騎手騎乗 栗東坂路併せ馬 古馬2勝クラスに坂の手前で取り付き併走。相手が稽古で走るタイプとあって手応えはやや見劣ったものの、リカンカブールも力感あふれる踏み込みからグングン加速していく。ラストは切れ負けしてわずかに遅れ入線だが、4F全体51秒5(一杯)は自己ベスト大幅更新の数字だ。リフレッシュ効果てきめんで、いい状態で走れそう。
なお今週は「重賞追い切り」全頭採点は公開しておらず、この予想コラム内で好調教馬をご紹介する形となります。
最高【8】点は前走・10月のオクトーバーSでは好位から早めに押し切って快勝したボーンディスウェイ。
ややムラなタイプですが、4月の福島民報杯でリフレーミング(その後小倉記念を勝利)に差のない2着、前走はこの馬にとって分が悪く感じる東京戦で1馬身3/4差勝利なら、ここへ来てグンと地力を強化してきたことは明白。
前走後はホープフルSで5着、弥生賞で3着、そして不利がありながらも昨年の中山金杯では4着と得意中の得意とする中山芝2000mの金杯に向けて、狂いのないドンピシャの調整過程をこなしてきていますね。
帰厩後の初時計で坂路2F12秒7-11秒9とさっそく極上のラップを踏めたあたり、まず牧場でいかに順調に過ごせたかの証。12月18日のウッド3頭併せではオープン馬2頭を圧倒しており、この時点でレースに出ていても良かったんじゃないかと思えるほど。
1月2日の最終追いは坂路で1本流したのち、ウッドで疲れを残さない終い重点の攻めを消化。終い重点とはいえ5F67秒5-3F37秒6としっかりとした全体時計がまったくの馬なりで出ており、走るモチベーションはかなり高そうです。
過去3年の馬券対象馬9例のうち、強度はまちまちですが8例が年明けに最終追いを掛けていたことを考えると、この馬も年明けに時計を、しかもある程度の時計を出していたことは大きなストロングポイント。
8枠16番がどうかですが、外めから流れに乗れる機動力と自在性が売りなだけに揉まれず好きなポジションで競馬ができそうなこの枠はむしろ好都合かも。ハンデ57キロはこの馬のポテンシャルを考えればむしろ恵まれた感があります。
人馬ともに昨年4着に終わった悔しさを晴らしたい一戦。ここで重賞初制覇となる可能性はきわめて高いと見ます。本命。
対抗にはギャラクシーナイトを抜擢。
昨年10月のオクトーバーSでは10番人気という評価に反発し、ボーンディスウェイに0秒3差2着とオープンでもやれるメドを立てています。続く前走の福島記念では4番人気という支持を得たんですが、ここではまさかの大失速となり3秒以上の差で大敗15着。これは先行して気分よく進んだところを向こう正面で外から早めに来られて力んだのが敗因だったよう。
揉まれ弱さは課題として残りますが、重賞で力が通用しなかったというものではなかった。あらためて真価を問うべく、この中山金杯にエントリーしてきましたね。
放牧からの帰厩後2本目のウッド追いではオープン馬との併せ馬で速い時計をマーク。1週前追いでは重賞勝ち馬コガネノソラら2頭を相手に最優勢の手応えを保ってそれぞれに併入と充実の稽古をこなしています。
前走の大敗を引きずっている様子は感じられないですね。芝中距離戦のレース経験がまだ乏しく前走のような脆さを見せる可能性もあるが、デキの良さを信じてこの評価に。
▲に天皇賞・秋で3着の実績ホウオウビスケッツ。大晦日のウッド3頭併せはまさに貫禄たっぷり、状態万全を物語るものでした。1月3日に坂路15-15を消化できているにも好走傾向に合致。
ただし、やはりハンデ59.5キロはさすがに厳しい。岩田康騎手が騎乗停止、岩田望騎手が京都金杯で先約でこの1年間好走に導いてきた岩田親子がどちらも乗れないというのも減点材料で、▲までですね。
☆クリスマスパレードはラストの伸び豪快でデキは間違いなく良さそう。加速してからの気合い乗りは目を見張るものがありました。ただし道中は少しフワフワした面があり、いかにも休み明けという雰囲気も。紫苑Sも同様の休み明けでレコード駆けしており間隔的には問題ないんでしょうが、本命級の評価まではできませんでした。
以下、最終結論です。どうぞご参考に!
<調教ライター・西村武輝「中山金杯」最終結論>
◎16 ボーンディスウェイ
○9 ギャラクシーナイト
▲18 ホウオウビスケッツ
☆15 クリスマスパレード
△14 リカンカブール
△17 シンリョクカ
△2 アルナシーム
△6 カラテ
【単勝】16(1点)
【馬連】16=9,18,15,14,17,2,6(7点)
【3連複/フォーメ】16,9=16,9,18,15=16,9,18,15,14,17,2,6(24点)
【3連単/フォーメ】16,9→16,9,18,15→16,9,18,15,14,17,2,6(36点)
2025/01/04 18:00
中山金杯2025 最終結論【調教】地力更に強化!重賞初制覇狙う攻め絶好馬で勝負【重賞深掘りPROJECT】


新年あけましておめでとうございます。
月並みですが、今年2025年が皆さまにとってよき一年となりますようお祈り申し上げます。
そして「重賞深掘り隊」の一員としてよりよい一年とするべく、競馬に関する分析、診断、予想をさらにブラッシュアップさせていきたいと考えております。
そしてこのタイミングで申し訳ございませんが、自分含めた我々「重賞深掘り隊」がUMAJINさんの【競馬サロン】で予想を公開するのは今週の「中山金杯」「京都金杯」が最後となります。
今後は現在準備中の新サイト「UMADEMIA(ウマデミア)」でよりブラッシュアップした内容・予想をお届けしたいと考えておりますので、どうぞご期待ください。
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それでは予想に入っていくこととしましょう。
まずは同レース過去3年間の馬券対象馬9頭の調教傾向を見ていきます。
最終追いは坂路が6例、コースが3例。ただし2022年1着レッドガランの最終追いが「レース2日前の1月3日に坂路15-15」だったように、年末年始を挟んでの近いタイミングの最終追いは坂路で軽く済ますケースが多く、それが坂路組優勢となる要因でしょう。
9例すべてが中間にコースである程度の負荷を掛けられており、コース追いはマスト条件。
逆にコースオンリーだったのは2023年2着クリノプレミアムだけ。同馬はデビュー以来ほぼ一貫してコースオンリー調整を貫いており、ここでもそのルーティンを崩さなかったものでした。原則的には坂路、コース調整が望ましい。
なんにせよ年末年始を挟んでの変則日程とあってタテヨコの比較が難しく、あくまで傾向は参考程度に考えたほうがいいかもしれませんね。
以上を踏まえ「中山金杯」追い切り診断で【8点】【7点】と上位評価された馬を見ていきましょう。
■アルナシーム【7】
藤岡佑騎手騎乗 栗東CW単走 1週前のCWで強い負荷を掛け、年明け1月2日にCWで馬なり・単走の調整を行ったのが最終追い。1週前の負荷でガスが抜けたのか、鞍上としっかり折り合いラストはほぼ馬なりを保って馬場の真ん中をブレの少ないフォームで駆けている。中間はGI後を感じさせない順調さで、好仕上がりと言える。
■エアファンディタ【7】
助手騎乗 栗東坂路単走 やや重心が高くストライドもこぢんまりとはしているが活気十分の雰囲気で登坂。脚はしっかり溜まっており、ジワッとではあるが加速ラップで締めくくっている。1週前はCWで好時計を出せているし、前走で激走した反動は感じられず引き続き好調。
■カラテ【7】
松若騎手騎乗 栗東坂路併せ馬 1週前追いは軽い負荷だったが、年明け1月2日に準オープン馬を速いラップで追走する意欲的な調整を行い、手応え圧倒で4馬身の先着を果たした。前走時と比較し、素軽さがグンと向上しており明け9歳にして肉体面・精神面で衰えはまったくなし。いい状態で走れそう。
■ギャラクシーナイト【7】
助手騎乗 美浦ウッド併せ馬 2勝クラスを外で先導し、序盤はリズム重視でじっくり我慢を教える内容。直線入口からの併走では稽古駆けする相手の勢いにまったく怯まず、馬自ら気持ちを乗せて楽に反撃。馬なりを保って併入とした。体をグンと沈めて相手に対応できていたのは好感。前走大敗の悪いイメージは引きずっておらず、好気配にある。
■クリスマスパレード【7】
助手騎乗 美浦ウッド単走 1週前に強い負荷を掛けられており、最終追いは単走・終い重点の調整。外ラチ沿いへ誘導され、身体を伸び伸びと使って軽快な加速を示した。手前の変換はスムーズだったし、リフレッシュ効果で走るモチベーションがグンと高まっているような雰囲気。さっそく能力全開に期待できる。
■シンリョクカ【7】
木幡初騎手騎乗 美浦ウッド併せ馬 速いラップを刻む2頭を追走する意欲的な3頭併せ。気迫十分に直線手前で2頭に取り付いていき、直線そうそうに1頭は脱落。もう1頭との追い比べとなったが手応え圧倒でアオり、結局切れ勝ちして先着とした。中間の攻め気配も申し分なく、高いレベルで好調を維持だ。
■ホウオウビスケッツ【7】
助手騎乗 美浦ウッド併せ馬 3歳未勝利を10馬身ほど先に行かせて追走。ブレの少ないシャープなフォームを保ち、楽な手応えで直線手前あたりで取り付いていく。併走となった直線では貫禄十分の走りでアオり、軽く促されたラストで機敏に回転数を上げて半馬身抜け出してのフィニッシュとした。早い段階でこのレースを目標に設定し乗り込まれており、万全の状態に仕上がっている。
■ボーンディスウェイ【8】
木幡巧騎手騎乗 美浦ウッド単走 12月25日の1週前追いで強い負荷を掛けられたのが実質の最終追い。年明け2日にウッド単走、終い重点で微調整を行った。意識的に外へ誘導され、自分のリズムを崩さす進んでいく。折り合った分、ラストはしっかり弾けてまったくの馬なりを保ったまま1F11秒6をマークした。中間の併せ馬ではオープン馬2頭を圧倒する動きを見せているし、3カ月ぶりを感じさせない絶好の仕上がり。
■リカンカブール【7】
浜中騎手騎乗 栗東坂路併せ馬 古馬2勝クラスに坂の手前で取り付き併走。相手が稽古で走るタイプとあって手応えはやや見劣ったものの、リカンカブールも力感あふれる踏み込みからグングン加速していく。ラストは切れ負けしてわずかに遅れ入線だが、4F全体51秒5(一杯)は自己ベスト大幅更新の数字だ。リフレッシュ効果てきめんで、いい状態で走れそう。
なお今週は「重賞追い切り」全頭採点は公開しておらず、この予想コラム内で好調教馬をご紹介する形となります。
最高【8】点は前走・10月のオクトーバーSでは好位から早めに押し切って快勝したボーンディスウェイ。
ややムラなタイプですが、4月の福島民報杯でリフレーミング(その後小倉記念を勝利)に差のない2着、前走はこの馬にとって分が悪く感じる東京戦で1馬身3/4差勝利なら、ここへ来てグンと地力を強化してきたことは明白。
前走後はホープフルSで5着、弥生賞で3着、そして不利がありながらも昨年の中山金杯では4着と得意中の得意とする中山芝2000mの金杯に向けて、狂いのないドンピシャの調整過程をこなしてきていますね。
帰厩後の初時計で坂路2F12秒7-11秒9とさっそく極上のラップを踏めたあたり、まず牧場でいかに順調に過ごせたかの証。12月18日のウッド3頭併せではオープン馬2頭を圧倒しており、この時点でレースに出ていても良かったんじゃないかと思えるほど。
1月2日の最終追いは坂路で1本流したのち、ウッドで疲れを残さない終い重点の攻めを消化。終い重点とはいえ5F67秒5-3F37秒6としっかりとした全体時計がまったくの馬なりで出ており、走るモチベーションはかなり高そうです。
過去3年の馬券対象馬9例のうち、強度はまちまちですが8例が年明けに最終追いを掛けていたことを考えると、この馬も年明けに時計を、しかもある程度の時計を出していたことは大きなストロングポイント。
8枠16番がどうかですが、外めから流れに乗れる機動力と自在性が売りなだけに揉まれず好きなポジションで競馬ができそうなこの枠はむしろ好都合かも。ハンデ57キロはこの馬のポテンシャルを考えればむしろ恵まれた感があります。
人馬ともに昨年4着に終わった悔しさを晴らしたい一戦。ここで重賞初制覇となる可能性はきわめて高いと見ます。本命。
対抗にはギャラクシーナイトを抜擢。
昨年10月のオクトーバーSでは10番人気という評価に反発し、ボーンディスウェイに0秒3差2着とオープンでもやれるメドを立てています。続く前走の福島記念では4番人気という支持を得たんですが、ここではまさかの大失速となり3秒以上の差で大敗15着。これは先行して気分よく進んだところを向こう正面で外から早めに来られて力んだのが敗因だったよう。
揉まれ弱さは課題として残りますが、重賞で力が通用しなかったというものではなかった。あらためて真価を問うべく、この中山金杯にエントリーしてきましたね。
放牧からの帰厩後2本目のウッド追いではオープン馬との併せ馬で速い時計をマーク。1週前追いでは重賞勝ち馬コガネノソラら2頭を相手に最優勢の手応えを保ってそれぞれに併入と充実の稽古をこなしています。
前走の大敗を引きずっている様子は感じられないですね。芝中距離戦のレース経験がまだ乏しく前走のような脆さを見せる可能性もあるが、デキの良さを信じてこの評価に。
▲に天皇賞・秋で3着の実績ホウオウビスケッツ。大晦日のウッド3頭併せはまさに貫禄たっぷり、状態万全を物語るものでした。1月3日に坂路15-15を消化できているにも好走傾向に合致。
ただし、やはりハンデ59.5キロはさすがに厳しい。岩田康騎手が騎乗停止、岩田望騎手が京都金杯で先約でこの1年間好走に導いてきた岩田親子がどちらも乗れないというのも減点材料で、▲までですね。
☆クリスマスパレードはラストの伸び豪快でデキは間違いなく良さそう。加速してからの気合い乗りは目を見張るものがありました。ただし道中は少しフワフワした面があり、いかにも休み明けという雰囲気も。紫苑Sも同様の休み明けでレコード駆けしており間隔的には問題ないんでしょうが、本命級の評価まではできませんでした。
以下、最終結論です。どうぞご参考に!
<調教ライター・西村武輝「中山金杯」最終結論>
◎16 ボーンディスウェイ
○9 ギャラクシーナイト
▲18 ホウオウビスケッツ
☆15 クリスマスパレード
△14 リカンカブール
△17 シンリョクカ
△2 アルナシーム
△6 カラテ
【単勝】16(1点)
【馬連】16=9,18,15,14,17,2,6(7点)
【3連複/フォーメ】16,9=16,9,18,15=16,9,18,15,14,17,2,6(24点)
【3連単/フォーメ】16,9→16,9,18,15→16,9,18,15,14,17,2,6(36点)
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