競馬サロン
2024/11/25 17:00
【今週の重賞】[チャンピオンズC]王者レモンポップにウィルソンテソーロやサンライズジパングらが挑む
■チャンピオンズC
12月1日(日)、中京競馬場で第25回・チャンピオンズC(3歳上、GI、定量、ダ1800m)が行なわれる。
レモンポップ(牡6、美浦・田中博)はここが引退レース。昨年の根岸Sで重賞初勝利を収めると、勢いに乗ってフェブラリーSも勝利してGI初制覇。その後、国内では負けなしのGI級5連勝中だ。休み明けで仕上がり途上だった前走・南部杯も接戦の凌ぎ切り、今回は状態も上向きの様子。ただし、昨年大外の不利を克服して勝利したレースとはいえ、今年は昨年以上に強豪が揃い、楽な展開は見込めなさそう。1番人気の重圧をはねのけて、ラストランを勝利で飾ることができるか。
ウィルソンテソーロ(牡5、美浦・小手川)が最大の対抗候補か。昨年の当レースは12番人気の低評価ながら2着に激走。今年の帝王賞2着を経て、前走・JBCクラシックでは2着に4馬身差の圧勝を収め、待望のGI級初勝利を果たした。昨年は不利な追い込みでも好走した舞台。もともと先行力はある馬だし、充実期を迎えた今なら戴冠の可能性も十分。ただし長距離輸送のあった前走後は疲労も少なからずあった様子。中2週のタイトなローテは心配だ。
サンライズジパング(牡3、栗東・音無)はラムジェットが回避したために唯一の3歳参戦。不来方賞優勝からジャパンダートクラシックで3着と、今年より体系が大幅に整備された3歳ダート路線で活躍。前走初の古馬対戦となったみやこSも大外枠から古馬勢を一蹴した。2着アウトレンジが次走・浦和記念を圧勝したことからも、高い能力を有していることは明白。今回は手綱が主戦・武豊騎手に戻るうえ、斤量は古馬より2キロ軽い56キロ。来年定年で引退する音無師にGIタイトルをプレゼントする可能性は大いにある。
ペプチドナイル(牡6、栗東・武英)は春秋ダートGI連覇を狙う。昨年まではOP特別には勝てても重賞では足りない“オープン大将”を演じていたが、今年2戦目のフェブラリーSを11番人気で勝ち切り、重賞初勝利が歓喜のGI初制覇となった。その後はかしわ記念3着、南部杯2着と勝ち星こそないもののGI級で好走しており、フェブラリーS優勝がフロックでなかったことは証明している。今年は強力な先行馬が多いので、得意のハイペースの持続力勝負になれば勝機はある。
ヤマニンウルス(牡4、栗東・斉藤崇)は現状、賞金不足で出走は微妙ながら、参戦が叶えば有力候補に。一昨年8月の小倉ダート1700mで行なわれた新馬戦で1分44秒3という古馬OP並みの驚異的な2歳レコードを樹立。その後、長い休みを挟みながら条件戦を連勝。OP昇格初戦で重賞初挑戦だったプロキオンSも3馬身差で快勝し、無傷の5連勝で重賞ウイナーに輝いた。能力の底どころか天井がまったく見えず、規格外の怪物の可能性もある。初の左回り、主戦の武豊騎手が乗れないといった不安要素を吹き飛ばして圧勝されても不思議はない。
そのほかにも、ダート初挑戦のフェブラリーSで2着に好走したガイアフォース(牡5、栗東・杉山晴)、59.5キロの重ハンデでシリウスSを連覇したハギノアレグリアス(牡7、栗東・四位)、一昨年の2着馬で、UAEダービー1着やコリアC連覇など内外で活躍するクラウンプライド(牡5、栗東・新谷)、帝王賞連覇など重賞5勝の古豪・メイショウハリオ(牡7、栗東・岡田)、昨年2番人気に支持された、みやこSなど重賞2勝馬・セラフィックコール(牡4、栗東・寺島)なども出走を予定している。
【そのほかの重賞】
■ステイヤーズS
11月30日(土)、中山競馬場では第58回・ステイヤーズS(3歳上、GII、別定、芝3600m)が行なわれる。主な出走予定馬は、目黒記念2着から京都大賞典1着と重賞ウイナーになったシュヴァリエローズ(牡6、栗東・清水久)、3年前2着、2年前4着、そして昨年は1着優勝と、当レースと滅法相性のいいアイアンバローズ(牡7、栗東・上村)、万葉S1着、京都大賞典3着と、タフな長距離戦に強いメイショウブレゲ(牡5、栗東・本田)、昨年のダイヤモンドS優勝馬・ミクソロジー(牡5、栗東・辻野)、タイランドCと古都Sで連続2着と、長距離戦では崩れないゴールデンスナップ(牝4、栗東・田中克)など。
■チャレンジC
11月30日(土)、京都競馬場では第75回・チャレンジC(3歳上、GIII、別定、芝2000m)が行なわれる。主な出走予定馬は、春にプリンシパルSに勝ち、古馬初対戦の毎日王冠で6着に善戦したダノンエアズロック(牡3、美浦・堀)、エリザベス女王杯で12番人気2着に激走したラヴェル(牝4、栗東・矢作)、小倉大賞典1着、中京記念2着のエピファニー(牡5、美浦・宮田)、クイーンSを優勝したコガネノソラ(牝3、美浦・菊沢)、重賞初挑戦のオールカマーで5着善戦のアルビージャ(牡6、美浦・手塚)など。
(Text:Hattori)
この記事が参考になった方は
主宰者に「エール」を送ろう!(最大10回)
この主宰者をお気に入りに登録しよう!
マイページから確認できます
新着記事
-
シャト美2024/11/29 18:05
【太鼓判予想・中山3R】開幕週の馬場歓迎で◎順当勝ち&3着ヒモ荒れ想定 「馬連・馬単各2点、3連単12点」勝負
■中山3R 2歳未勝利 芝2000m 先行勢が少ないメンバー構成。フクノブルーレイクとクレプスクルムが中心視され、3着ヒモ荒れがありそうな未勝利戦。 ここは◎フクノブルーレ...
印買い目見解 -
- 固定記事
-
覆面馬主7号2024/11/29 23:33
自信の一鞍 ■中京8R 3歳上1勝クラス
続いて自信の1鞍。 ■中京8R ◎1スカイハイ 〇7オタルグリーン ▲3シークレットイスラ ☆16ダズリングブレイヴ 注8インマイポケット △10シャーリーゴールド...
印買い目見解 -
-
覆面馬主7号2024/11/29 23:31
ステイヤーズSの予想
つづいて暮れの名物ステイヤーズS。 ■中山11R ステイヤーズS ここは結論から。 ◎2フルール! なぜこの馬に本命を打つか? デビュー当時から「なんかトボけた馬...
印買い目見解 -
人気主宰者の「重賞」「自信の一鞍」など複数の予想を30日間定額で!
先着1,000名様限定!
30日間無料キャンペーン実施中
月額コースはコチラ
ただいま30日間
無料お試しキャンペーン実施中!
全コラムが見放題
月額コースはコチラ
この記事のみをご覧になりたい方はコチラ
単品購入(500pt)に進む本記事は単品購入限定となります