競馬サロン
2024/11/23 18:30
京阪杯2024 最終結論【馬体】リピーターが波乱を演出 最終週の京都芝にフィットする馬が買い【重賞深掘りPJ】
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競馬サロン読者の皆さん、こんばんは。
「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバー・馬体アナリストの伊藤です。
-------冒頭はジャパンCと共通-------
本日23日(土)は京都競馬場で京都2歳Sが行われ、勝ったのは1番人気のエリキング。トップスピードに上がるまで時間を要しましたが、最後は豪快に突き抜けましたね。
上がり性能に注目した◎サラコスティは、逃げたウォータークラークを追いかけて先に失速・・・。行きたがるところを抑えた結果ですが、現状はガツンと行かせないと淡白になってしまうのかもしれません。ただし、あそこまで大きく負ける馬ではないはず。
すっきりしない結果となりましたが、日曜重賞で取り返したいですね。
さて、明日24日(日)は東京競馬場でジャパンC、京都競馬場で京阪杯が行われます。
土曜のコラムで語った内容と重なりますが、コラム公開以降、2024年のGI/JpnIのトータル回収率はここまで116.9%を記録。馬連だと回収率240.8%というなかなかの暴れっぷり。全レース対象でも馬連の回収率は128%ですから、馬体アナリストが馬連予想をしている際はどうぞご注目ください。
-------冒頭ここまで-------
それでは京阪杯の予想を進めていきます。
まず京阪杯の過去ラップ分析ですが、阪神開催を除く2014年から2019年、そして2023年を集計対象に設定。各年度のラップ構成は次の通りです。
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2014年 前半3F34秒7 後半3F33秒6⇒後傾
2015年 前半3F34秒0 後半3F33秒4⇒イーブン
2016年 前半3F34秒1 後半3F36秒2⇒超前傾 ※重馬場
2017年 前半3F34秒3 後半3F34秒5⇒イーブン
2018年 前半3F34秒1 後半3F33秒9⇒イーブン
2019年 前半3F34秒2 後半3F34秒6⇒イーブン
2023年 前半3F33秒7 後半3F33秒7⇒イーブン
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※前半と後半の3Fを比べて0秒7差以内をイーブン、0秒7以上の差がついたケースを前傾または後傾、1秒4以上の差がついたケースを超前傾または超後傾と定義。
京都芝1200m(内回り)はスタート後すぐに登るコース形態上、過度なハイペースにはなりません。ただし、1200m重賞ですから緩むこともほぼなく、今年もイーブンで流れそうですね。
締まったレース=飛節が直飛の馬が来ると考えたくなるところですが、実際は直飛と曲飛の間の中間型の馬が来ています。
続いて過去好走馬の馬体分析ですが、今回は「競走馬としてのタイプ」「筋肉の付き方」という2つの尺度から見ていきます。
「競走馬としてのタイプ」は瞬発力、中間、持続力の3パターンで分類。「筋肉の付き方」はシャープ、中間、ボリューミーの3パターンで分類。
勝ち馬の特徴は次の通りです。
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2014年 アンバルブライベン 瞬発/中間
2015年 サトノルパン 瞬発/ボリューミー
2016年 ネロ 持続/中間
2017年 ネロ 持続/中間
2018年 ダノンスマッシュ 瞬発/シャープ
2019年 ライトオンキュー 瞬発/ボリューミー
2023年 トウシンマカオ 瞬発/ボリューミー
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2016年と2017年のレースで連覇を飾ったネロは例外的な存在かもしれません。基本的には瞬発力タイプの馬が優勢。また、2019年、2023年と筋肉量が豊富な馬が勝っていることは注目に値します。筋肉=推進力、瞬発力、パワーなどの源ですから、時計がかかり始めたタフな馬場でパワータイプが台頭するのは納得です。
重賞で勝ち負けできる能力を有することが前提となりますが、ライトオンキューやトウシンマカオのような馬体の馬を見つけられれば正解に近づけそうです。
それでは今年の有力馬を見ていきましょう。
今回有力馬としてカウントしているのは4頭で、その「競走馬としてのタイプ」「筋肉の付き方」は次の通りです。
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ウインカーネリアン 瞬発/ボリューミー
ビッグシーザー 中間/ボリューミー
アグリ 中間/ボリューミー
エイシンスポッター 瞬発/ボリューミー
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4頭ともボリューミーな馬体ですが、レース適性が高そうなのはウインカーネリアンとエイシンスポッター。
前者は7歳になっても肉体的な衰えは殆ど見られずいつもピカピカの馬体をキープ。元々はマイルを主戦場としていましたが、胴長かつ四肢が短めなフォルムから1200mへの距離短縮はいいはずです。ただし、気になるのは段々と競馬ぶりや調教が淡白になってきたこと。高松宮記念4着だけ頑張ればチャンスはありそうですが、外枠のチェイスザドリームにガンガン絡まれそうな今回はどうか。
エイシンスポッターは極端な脚質で展開に左右はされてしまいますが、昨年のレースの3着馬で、今年のスプリンターズSでも0秒5差に健闘。ディープインパクト系産駒にしてはボリューミーな馬体で、開催が進んだ馬場に難なく対応できます。
また、京阪杯はネロ、アースソニック、トウシンマカオ(※2022年は阪神での結果)などリピーターの台頭が度々見られ、コース巧者には注意したいところ。ある程度流れる必要はあるものの、昨年の1着馬と2着馬が不在な組み合わせならチャンス十分と見ます。
他にも枠順、展開、各馬の調整過程、土曜までの京都芝の傾向などを考慮した最終結論は次のとおりです。
《京阪杯の最終結論》
◎12エイシンスポッター
○3ビッグシーザー
▲6アグリ
☆1ウインカーネリアン
△2ヴェントヴォーチェ
△7ドロップオブライト
△10グランテスト
△11カンチェンジュンガ
△14モズメイメイ
本命はエイシンスポッター。前がやり合う展開になれば本馬の末脚が活きるはず。
対抗評価は京都の芝1200m戦のOPで2勝を挙げているビッグシーザー。重賞で見せる甘さがネックもライバルであるトウシンマカオ不在ならチャンスあり。
単穴評価は使われつつ復調気配を見せるアグリ。中間の時計は2本だけですが、今週はルガル相手に悪くない動き。人気落ちのここは狙い目と判断。
☆評価はウインカーネリアン。序盤のハナ争いがカギも単騎ハナが叶えばある程度は頑張りそうです。
馬券はエイシンスポッターを軸に馬連と3連複で勝負。ビッグシーザー軸の馬連も2点ほど押さえます。
《京阪杯の買い目》
◎12エイシンスポッター
○3ビッグシーザー
▲6アグリ
☆1ウインカーネリアン
△2ヴェントヴォーチェ
△7ドロップオブライト
△10グランテスト
△11カンチェンジュンガ
△14モズメイメイ
【馬連】12=3,6,1,2,7,10,11,14(8点)
【馬連】3=6,1(2点)※押さえ
【3連複/フォーメ】12=3,6,1=3,6,1,2,7,10,11,14(18点)
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