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2024/11/18 17:00

【今週の重賞】[ジャパンC]ドウデュースとチェルヴィニアの対決にオーギュストロダンら3頭の外国馬が参戦

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【今週の注目重賞】
■ジャパンC

11月24日(日)、東京競馬場で第44回・ジャパンC(3歳上、GI、定量、芝2400m)が行なわれる。

ドウデュース(牡5、栗東・友道)は残すところあと2戦。2歳時に朝日杯FS、3歳時に日本ダービー、4歳時に有馬記念、そして5歳の今年は天皇賞・秋と、年にひとつビッグレースを制覇。なかでも前走の天皇賞は上がり32秒5という異次元の末脚を発揮し、間違いなくキャリア最高の走りを披露した。東京芝2400mはダービーを制した舞台。前走激走の反動もうかがえず、本来叩き良化タイプでもあり、中間はいたって順調。GI連勝に向けて視界良好だ。

チェルヴィニア(牝3、美浦・木村)はまだ底がまったく見えない。順調さを欠き、約半年ぶりの実戦だった桜花賞は大敗したものの、オークスでは桜花賞馬・ステレンボッシュを完封し、GI初制覇。関西遠征や右回りが心配された秋華賞も2着に0秒3差をつける快勝を収めた。スピードがあるうえに、決め手も一級品。勝ったレースはすべて余裕を感じさせ、もっと上の走りができるのは間違いない。3歳牝馬の有利な斤量を活かして古馬を一蹴するか。

ジャスティンパレス(牡5、栗東・杉山晴)はふたつ目のタイトルを狙う。2歳時にホープフルS2着、3歳時に菊花賞3着と、GIで能力の片りんを示し、4歳春に天皇賞・春を制してGIホースの仲間入り。その後も宝塚記念3着、天皇賞・秋2着と、GI好走が続いたが、4歳秋からは順調さを欠き、有馬記念4着以降は停滞。宝塚記念では道悪が合わなかったとはいえ10着に惨敗した。ただし前走・天皇賞・秋は4着に敗れたものの、前残りの流れで追い込んできた走りには復調気配が感じられた。2ハロン延長は大歓迎で、本来の力を取り戻せば、このメンバーでも勝ち負けに加われる。

シンエンペラー(牡3、栗東・矢作)は伏兵筆頭候補。凱旋門賞馬・ソットサスの全弟としてデビュー前より注目を集める。2戦目に後のダービー馬を輩出するなど出世レースとなった京都2歳Sを制覇。その後は勝利こそないものの、ホープフルS2着、ダービー3着など、ハイレベルな3歳世代の中で接戦を繰り広げた。今秋は海外遠征に挑戦し、愛チャンピオンSはクビ+3/4差の3着に健闘。ただし期待された凱旋門賞は12着に大敗した。2歳GIIIを勝っただけの2勝馬で実績不足は明らか。一方でここまで国内で大負けしたことはなく、ポテンシャルの高さは不気味。ダービーで激走した舞台で一発大駆けがあっても。

今年来日する外国馬3頭の中でも最大の目玉は、オーギュストロダン(牡4、愛・A.オブライエン)。管理するのは世界的トレーナー・エイダン・オブライエン師。同馬の父はディープインパクトだ。2歳時にフューチュリティTを制してGI初勝利を挙げると、3歳時は英ダービー、愛ダービー、愛チャンピオンS、BCターフと欧米王道GIを4勝する目覚ましい活躍を遂げた。4歳の今年は優勝こそプリンスオブウェールズSのみだが、タタソールズGCや愛チャンピオンSで2着好走しており、欧州王道路線で一線級の走りを見せている。現役バリバリの欧州トップホースが来日するのは近年例がなく、世界11位タイ「122」というレーティングからも能力は十分通用するはず。また凱旋門賞を回避し、9月・愛チャンピオンSからのゆとりある臨戦は好感が持てる。ずっと手綱を取り続けているのが日本競馬を知悉するムーア騎手という点も大きなプラスだ。遠征の疲れがなく、日本の馬場が合えば、2005年アルカセット以来の外国馬優勝の可能性は大いにある。

今年はほかにも、キングジョージで大金星を挙げたゴリアット(セ4、仏・F.グラファール)と、バーデン大賞や独ダービーを制したドイツのトップホース・ファンタスティックムーン(牡4、独・S.シュタインベルク)の2頭の外国馬も参戦。さらに、昨年3着に好走した二冠牝馬・スターズオンアース(牝5、美浦・高柳瑞)、今年の宝塚記念でGI初勝利のブローザホーン(牡5、栗東・吉岡)、昨年の皐月賞勝ち馬・ソールオリエンス(牡4、美浦・手塚)、昨年の菊花賞馬・ドゥレッツァ(牡4、美浦・尾関)など、例年以上に豪華なメンバーが集結した。

【そのほかの重賞】
■京阪杯

11月24日(日)、京都競馬場では第69回・京阪杯(3歳上、GIII、別定、芝1200m)が行なわれる。主な出走予定馬は、CBC賞を勝って自身と厩舎ともに重賞初制覇となったドロップオブライト(牝5、栗東・福永)、アイビスサマーダッシュなど重賞3勝のモズメイメイ(牝4、栗東・音無)、キーンランドC2着など1200m戦で堅実に走るエイシンスポッター(牡5、栗東・吉村)、オパールSでスプリントOP5勝目を挙げたビッグシーザー(牡4、栗東・西園正)、東京新聞杯など重賞2勝のウインカーネリアン(牡7、美浦・鹿戸)など。

■京阪杯
11月23日(土)、京都競馬場では第11回・京都2歳S(2歳、GIII、馬齢、芝2000m)が行なわれる。主な出走予定馬は、新馬、野路菊Sと連勝中のエリキング(牡2、栗東・中内田)、そのエリキングの新馬で2着に入り、続く未勝利で9馬身差の大差勝ちを収めたサラコスティ(牡2、栗東・坂井)、野路菊S2着のジョバンニ(牡2、栗東・杉山晴)、中京芝2000mの新馬を快勝したクラウディアイ(牡2、栗東・橋口)、希少なウォータービルド産駒であるウォータークラーク(牡2、栗東・石橋)など。

(Text:Hattori)

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