「東京11R　アルテミスS」予想

◎５番ミリオンローズ
前走のクローバー賞は勝った馬にピタリとマークされ早めに動かれて抵抗できずに負けはしたが、ゴール前の脚色は勝ち馬に見劣るものではなく、瞬発力の差がでてしまったもので、内容は悲観するものではない。

新馬戦は前半が緩い流れだったこともあり、勝ち時計こそ平凡だが、上がり３Ｆは加速ラップで駆け抜けて負かした二着・三着馬は次走直ぐ勝ち上がったようにレースレベルは高く、持っている資質はかなりもの。

ただ、レースでも稽古でも前進気勢の強さが見えているのは気かかがりも、行きたがる馬を上手く宥めておさめるのに長けている鞍上(ＪＲＡ所属騎手の中では１番)なら、唯一同じ舞台(東京競馬芝１６００Ｍ戦)を経験し、勝ち星をあげているアドバンテージもあり中心視する。


〇４番シホリーン
デビュー戦はレコード決着の中で二着。続く二歳未勝利はジックリと脚をタメて直線でノーステッキで末脚爆発させて快勝したように素質の高さ、スケールの大きさはここで見劣るものではない。

先週の追い切りでは菊花賞を勝ったアーバンシックのパートナーを務め、軽快な走り。直前は先行する馬を追いかけてしまい重点に追われ、キレのある走りを見せてくれ体調面の上積みは大きい。

ユッタリと走れるコースは合っているし、一瞬の鋭い脚は大きな武器。上位争い可能な一頭だ。


▲２番ブラウンラチェット
新馬戦の勝ち時計は前半ユッタリと流れたため特筆されるものではないが、徐々に加速していき最後までその脚色は衰えることなく、余裕を残して完勝。

稽古でもそうだが、落ち着いた走りで鞍上の指示に上手に従える競馬の上手さがあり、２歳馬とは思えないほどだ。

その競馬の上手さから舞台が替わり、距離短縮したここでも対応できることは間違いなくアッサリのシーンも十分にある。


△８番・１０番・３番


[３連単フォーメーション]
一着５番・４番・２番
二着５番・４番・２番・８番
三着５番・４番・２番・８番・１０番・３番



「京都11R　スワンS」予想

◎１４番アグリ
前走のCBC賞はまさかの十七着。トップハンデの58.5キロが堪えたこともあろうが･･･もともと稽古で動かせば動く馬だが、安田隆行厩舎解散に伴い転厩してきての初戦で約半年ぶりの競馬。いつも通りキッチリと負荷をかけたところ、あの暑さに耐えきれず、レースでは消耗した身体で、この馬らしい走りができなかったことだろう。

例年より気温は高めと言っても朝晩の涼しさは秋を感じさせるもので、今回はオーバーワークで不発に終わることはないハズだ。

先週はジャスティンパレスとの併せ馬で余裕の脚色で併入、直前は単走で終い重点に追われ、集中した力強い走りを見せてくれ雰囲気も上々。

芝１４００Ｍ戦は五戦して三勝・三着二回と全て馬券圏内の走りでベストの競走条件。三歳時の条件戦だが、一度跨がり勝ち星あげている鞍上の騎乗も心強く期待大。


〇６番オフトレイル
前走の毎日王冠は逃げたホウオウビスケッツが二着に粘る前残りの競馬の中、五分のスタートを切れず、後ろからの競馬で持ち味を活かせず十二着の惨敗から中二週で臨んできた。

ラジオＮＩＫＫＥＩ賞・芝１８００Ｍ戦での勝ち星はあるが、速い流れの末脚を活かせる流れに恵まれた面がある。前々の気持ちが強い馬だけに距離短縮してこの芝１４００Ｍ戦は自身の力を発揮するのに絶好の舞台だとみた。

多頭数で馬群を上手く捌けるのか？不安材料は残るものの、直前は坂路にて単走で追われノビノビとした走りを見せてくれ強行軍ではあるが、デキに関しては言うことなく、ツボにはまれば一発あり。


▲４番クランフォード
芝１４００Ｍ戦は五戦して四勝・二着一回、目下三連勝中でまだ底を見せていない。

前々走の瀬田特別は宝塚記念が行われた同日の重馬場、前走の豊明Ｓは中京競馬の良馬場でレコード勝ち。異なる馬場条件での連勝はポテンシャルの高さの証だが、猛暑の中レコード駆けした反動がないのか？

不安材料はあるものの、ベストの競走条件でタップリとレース間隔を開けての出走だけに疲れはほぼ癒えているとみて良いだろう。

繊細のところがアリ、マークのキツくなるここで、全てをはね除けるものがあるのか？全幅の信頼は置けない。


△８番・５番・３番・１７番


[３連単軸一頭マルチ]
軸　１４番
相手６番・４番・８番・５番・３番・１７番