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【地方競馬】明日22日、浦和競馬場で重賞・浦和桜花賞 2歳女王メイドイットマムが砂に戻って巻き返しを期す

3月22日、浦和競馬場で重賞・浦和桜花賞(SI、ダ1500m)が開催される。南関東牝馬クラシックの開幕を告げるこのレース。これまでは浦和ダ1600mが舞台だったが、今年からダ1500mに条件が変更になった。新たに生まれ変わる伝統の重賞に今年は12頭が登録している。1着賞金は2000万円。枠順、発走時刻は以下の通り。

■浦和11R 浦和桜花賞(SI、ダ1500m) 17時45分発走

1枠1番 スギノプリンセス (牝3、川崎・佐々木仁)本田正

2枠2番 アトカラツイテクル(牝3、浦和・宇野木博)和田譲

3枠3番 ボルドーグリフォン(牝3、川崎・安池成) 矢野貴

4枠4番 フークエンジェル (牝3、船橋・米谷康) 笹川翼

5枠5番 キモンツガル   (牝3、船橋・新井清) 菅原涼
5枠6番 メイドイットマム (牝3、船橋・石井勝) 本橋孝

6枠7番 キャッツライズ  (牝3、川崎・平田正) 町田直
6枠8番 ワイズゴールド  (牝3、大井・市村誠) 達城龍

7枠9番 フジコチャン   (牝3、大井・荒山勝) 森泰斗
7枠10番 デザートウインド (牝3、浦和・藤原智) 見越彬

8枠11番 フェルベンゲート (牝3、川崎・池田孝) 野畑凌
8枠12番 サーフズアップ  (牝3、船橋・山下貴) 御神本

昨年末の東京2歳優駿牝馬を制したメイドイットマム(牝3、船橋・石井勝)が主役候補の筆頭だ。年末の大一番では人気こそ譲ったが、終わってみれば2着馬に4馬身差をつける快勝。世代トップの実力を証明した。前走はJRAのクイーンCに挑戦。芝重賞のペースに戸惑ったか、道中は最後方からの競馬で11着と敗れたが、上がり3Fはメンバー中2位をマーク。これもいい経験になったはず。砂に戻った2歳女王は力を見せつけることができるか。

サーフズアップ(牝3、船橋・山下貴)は前哨戦のユングフラウ賞勝ち馬。東京2歳優駿牝馬でも前に離されたとはいえ3着と好走しており、こちらも世代上位の存在だ。今回引いたのは8枠12番。昨年までの浦和桜花賞ならば圧倒的に不利だった大外枠だが、今年から1500mに変更となったことで多少は緩和されるはず。名手・御神本騎手の手綱捌きにも注目したい。

スギノプリンセス(牝3、川崎・佐々木仁)はかつて所属していた門別で世代限定重賞・ブロッサムCを制した実績の持ち主だ。今回は東京2歳優駿牝馬4着以来の実戦。久々とあって実戦勘がポイントになりそうだが、稽古の動きを見る限り問題なし。後は初めての左回りへの対応がカギを握りそうだ。

地元浦和の所属馬で要注目の存在はアトカラツイテクル(牝3、浦和・宇野木博)になりそう。東京2歳優駿牝馬では15着と惨敗したが、年明けからグングン力をつけてきたよう。URAWAなでしこオープンを逃げ切り快勝すると、続くユングフラウ賞でもサーフズアップとタイム差なしの2着。前で競馬を進めて押し切りたい同馬にとって、今回の2枠2番は絶好枠。自らの形に持ち込んで後続を突き放せるか。

もうひとつのトライアル競走・桃花賞を制してここに臨むのが大井のフジコチャン(牝3、大井・荒山勝)。こちらも東京2歳優駿牝馬では敗れたが、これは主戦の森泰斗騎手がケガのため乗り替わりになったのも響いた感。実際に森泰斗騎手が跨ったときは【3.1.0.0】と抜群の相性を誇る。半兄にテイエムサウスダンがいる砂の素質馬が頼れる鞍上を背に勝利を目指す。

(Text:Inoue)

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