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【今週の重賞】[シルクロードS]ナムラクレアが函館SS以来の重賞制覇へ出陣

1月29日、中京競馬場で第28回・シルクロードS(GIII、芝1200m)が開催される。

ナムラクレア(牝4、栗東・長谷川)は小倉2歳Sと函館SSで1着、桜花賞で3着に好走した実績馬。初めての古馬GI挑戦となった前走のスプリンターズSでは大外を回る競馬となり、決して楽な展開ではなかったものの、勝ち馬のジャンダルムにコンマ2秒差の5着と底力を見せた。今回、初めての中京コースへの対応がポイントとなりそうだが、どのポジションからでも脚を使える器用な馬なので心配する必要はなさそうだ。函館SS以来の重賞勝利を成し遂げスプリント路線の主役へ名乗りを上げたい。

前走・スプリンターズSで7番人気ながらクビ差2着と健闘したウインマーベル(牡4、美浦・深山)も注目の1頭。3走前、今回同じ中京芝1200mで行われた葵Sでは中団の8番手を追走し4角では外をスムーズに回って前に進出すると、力強い差し脚から後続を2馬身半差突き放し重賞初勝利を挙げた。これまで13戦して【4.3.3.3】、崩れたのは直線で不利があったファルコンSのみと安定した走りが魅力。テンがそこまで速いタイプではないが、4戦連続で3位以内の上がりを記録しているようにしっかりと末脚を使えることが持ち味だ。今回はテイエムスパーダやレイハリア、キルロードなど先行タイプが揃っているだけに、前が厳しい展開となりそうで、今回もいつもの末脚を発揮し上位争いしてきそうだ。

トウシンマカオ(牡4、美浦・高柳瑞)は2歳重賞の京王杯2歳Sで2着に入るなど早くから活躍。その後は朝日杯FSやファルコンS、NHKマイルCといった1400-1600mの重賞レースを使って5着以下が続いていたが、3歳の夏に1200mに活路を求めると2走前のオパールSでクロッカスS以来の勝利を飾った。そして前走の京阪杯では好位から33秒0の最速上がりで突き抜け重賞初勝利。陣営のレース選択が見事に実を結んだと言えるだろう。今回の中京芝1200mの舞台は父ビッグアーサーが高松宮記念を制した舞台で適性はあるはず。重賞連勝も十分狙えるのではないか。

大ベテランのキルロード(セ8、美浦・田村)は2戦して1勝、3着1回と得意にしている中京コースで一発を狙う。3走前の高松宮記念ではブービー人気の17番人気ながら勝ったナランフレグとタイム差なしの3着と激走。7歳にして初めてのGI挑戦であったが、スプリント路線の一線級を相手に五分に戦えたことで、この馬のポテンシャルの高さを示した。さらに前走の京阪杯でもトウシンマカオと僅差の2着と衰えを感じさせない力強い競馬を見せている。明け8歳とベテランの域には達したが、福永騎手を続戦させているように陣営にとってここは勝負度合いが高そう。得意コースで初の重賞制覇がかかる。

この他にも、フィリーズR以来の重賞制覇を狙うシゲルピンクルビー(牝5、栗東・渡辺)、キーンランドC、京阪杯で優勝、シルクロードSでも2着に入るなど芝の1200m重賞で複数の好走経験があるエイティーンガール(牝7、栗東・飯田祐)、ファルコンS優勝、シルクロードS2着と中京を得意としているシャインガーネット(牝6、美浦・栗田)、CBC賞を勝った今村騎手とのコンビで再度の重賞Vを狙うテイエムスパーダ(牝4、栗東・五十嵐)、4連勝でオープン入りを決めたマッドクール(牡4、栗東・池添学)あたりが主な出走メンバー。高松宮記念の前哨戦となるスプリント重賞でもあり是非とも注目したい一戦だ。

(Text:Nakai)

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