HOME >> コラム王国 >> パドック的重賞回顧 >> 人気薄トーセンクラウンが勝てたワケ


芝、ダートともに不良馬場となった日曜日の中山競馬。今回が84回と歴史のある重賞中山記念。直前の私の予想は本命キングストリート、対抗アブソリュート。当然スピード競馬を予想して打っただけに、当たらないのも当然。3着のショウワモダンは雨なら使うと出否は未定。その馬が使ってきたことでも分かるように馬場が勝敗を大きく左右したのは間違いない。
勝ったトーセンクラウンはパドックに一番に入場。周回を重ねるに連れ気合が乗ってきて6歳馬とは思えない活気があった。馬体にも丸みがあって、しっかりした踏み込みで歩き体調面はいいと判断できた。実戦では二の脚が付かず1コーナーでは後方の内から追走し、向こう正面から徐々に進出して直線は開いた内を付いて一気に抜け出した。2着のテイエムアンコール以下に5馬身差をつけての圧勝。道悪巧者と言えば簡単だが、1度たりとも外に出さず終始インコースを回った江田照騎手の手腕も高く評価をしなければならない。
2着のテイエムアンコールは体が絞れて叩いた上積みは十分期待できたが、ここまで変わるとは思わなかった。3着のショウワモダンは道悪になればこのくらいは走れる。一方人気を集めたキングストリートは、暮れの阪神競馬のレースからも、重い芝は得意ではないと思っていたが、均整の取れた馬体で飛びも綺麗な馬。この馬場では力を発揮できない。
アブソリュートも曲飛で繋ぎが寝ている体型からも、バネの利いた走りが持ち味で下が悪くなれば力は半減されるのは仕方がない。両馬とも軽い芝で見直したい。
阪急杯を制したのは目下絶好調のエーシンフォワード。パドックでも体の輪郭が綺麗で歩様にも伸びがあって相変わらず好調に映った。実戦ではワンテンポ出負けしたが直ぐ好位の内にとりついて、直線は窮屈な中をこじ開けての勝利。去年の10月から復帰して7戦とも掲示板に載る好調ぶり。その前は6戦連続着外の馬とは思えない豹変だ。マイルまではこなせる馬だけに春の安田記念が楽しみになってきた。
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